ろく ページ7
慌てて外へ飛び出した私の目に映ったのは、炎に包まれる影と走り去る救急車。
そして……。
『コナンくん!?』
コ「A刑事…」
いつもいつも事件に巻き込まれる、あの少年の姿。
『何があったの…!?』
彼のもとへ走りよると、少年探偵団のみんなの姿も見える。
高「君たち、怪我はないかい?」
光「僕たちは大丈夫です!」
元「いきなり爆発したんだ!」
歩「あの人が持ってたタブレット!」
高「ちょ、ちょっと、いっぺんに喋らないで…」
子どもたちに事情を聴いている高木くんを横目に、私はコナンくんにそっと尋ねる。
『…毛利さんと、蘭ちゃんは?』
コ「…おじさんが、事故に巻き込まれたんだ。蘭姉ちゃんは付き添いで救急車に」
『…そっか』
コ「多分、あの被害者が持ってたタブレットが爆発源だと思うよ。灰原が落とし物を拾って届けたんだ、その人に」
『哀ちゃんが?』
花壇に腰かけて、美和子と陣平の聴取を受けている哀ちゃんに目を向ける。
コ「灰原を助けようとしたんだ、おっちゃん……」
『そうだったのね…哀ちゃんが思い詰めないといいけど…』
事情を教えてくれたコナンくんにお礼を言って、高木くんのもとへ向かう。
『高木くん』
高「Aさん、この子たちの証言によると、」
歩「A刑事!」
元「俺たちが何でも教えるぞ!」
光「なんてったって僕たち…」
「「「少年探偵団!!!」」」
『えっと…』
高「あはは…」
高木くんと2人、思わず苦笑いをこぼしたとき。
萩「おい!松田!Aちゃん!」
『ん?』
被害者の身元などを調べていたハギくんが、手でメガホンを作って私たちを呼んだ。
松「何か見つかったのか」
怪訝そうに眉を顰める陣平と一緒に彼のもとへ向かうと……。
萩「これ、見てくれよ」
松「ああ?」
『…えっ、これ』
黒焦げになった被害者のカバンに入っていたのは…。
コ「松田刑事の…?」
伊「ああ」
『陣平!』
松「俺の名刺じゃねえか!」
佐「なんですって?」
こちらにやってきた美和子と高木くんも、その焦げかけた名刺に目を丸くする。
目「これは、どういうことだ」
萩「面白くなってきたんじゃねぇ?」
陣「……」
『なんで…』
802人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蕎麦(プロフ) - あいなさん» コメントありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです🥹これからも楽しんでいただけたら幸いです✨️ (11月2日 22時) (レス) id: 6e4712d906 (このIDを非表示/違反報告)
あいな - とても良かったです!陣平ちゃんが好きなのでニヤニヤしました! (10月28日 18時) (レス) id: 1d08598e39 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - 梨央さん» ありがとうございます〜!これからもぜひ楽しく読んでいただけたら嬉しいです! (10月28日 15時) (レス) id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
梨央(プロフ) - いつも楽しく見させてもらっています! とても続きが気になります(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク いつでも更新待ってます!頑張ってください! (10月26日 23時) (レス) id: d5d12d933e (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - 魔王さん» 読んでいただいてありがとうございます!これからも更新していきますのでぜひ楽しんでください! (10月26日 22時) (レス) id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蕎麦 | 作成日時:2022年12月15日 21時