さんじゅうきゅう ページ40
降「ははっ、それは楽しみだ」
おかしそうに笑ったゼロは、その長い脚を組んだ。
コ「ねえ松田刑事、3年前と同じ方法で解体できないの?」
ふとコナンくんが思いついたように陣平を見上げた。
再び目隠しをつけられることに不機嫌になっていた陣平は、その声に振り向いて答える。
松「むりだ」
コ「どうして?ふたつの液が交わったときに爆発するんだよね?だったらその部分を塞いだら…」
コナンくんの提案に、陣平は渋い顔で首を振る。
松「あのときは液体が交わるところがむき出しになってたからあの手が効いたが、今回は見る限り結合部が見えない。全く同じ構造とは限らないから、下手に触るのも危険だしな」
コ「そっか…」
「俺がその手を思いついてないわけないだろ」と得意げに言ってコナンくんの頭をガシガシと撫でる陣平。
コ「いでで…」
松「まあでも、それに気づくなんておまえもなかなかやるな」
コ「えへへ」
なんだかんだ楽しそうな陣平とコナンくん。
諸「ねえ、あの2人結構いいコンビかもね」
クスリと笑って私にこっそり耳打ちするヒロくんに、「たしかに」と私も笑う。
すごく緊迫した状況のはずなのに、彼らと一緒にいるとなんでも乗り越えられるような気がするから不思議だ。
目隠しを持って近づいてくる公安の人に気付き、私はおとなしく目を瞑る。
降「敵は想像以上に危険で手ごわい」
視界が遮られる寸前、ゼロの声が聞こえた。
降「健闘を祈る」
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蕎麦(プロフ) - あいなさん» コメントありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです🥹これからも楽しんでいただけたら幸いです✨️ (11月2日 22時) (レス) id: 6e4712d906 (このIDを非表示/違反報告)
あいな - とても良かったです!陣平ちゃんが好きなのでニヤニヤしました! (10月28日 18時) (レス) id: 1d08598e39 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - 梨央さん» ありがとうございます〜!これからもぜひ楽しく読んでいただけたら嬉しいです! (10月28日 15時) (レス) id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
梨央(プロフ) - いつも楽しく見させてもらっています! とても続きが気になります(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク いつでも更新待ってます!頑張ってください! (10月26日 23時) (レス) id: d5d12d933e (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - 魔王さん» 読んでいただいてありがとうございます!これからも更新していきますのでぜひ楽しんでください! (10月26日 22時) (レス) id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蕎麦 | 作成日時:2022年12月15日 21時