予感 ページ7
『はぁ〜あ、お腹すいた……』
ね「Aちゃん！次の授業が終わったらお昼だよ！がんばろ！」
『ねじれ〜……』
三時間目の移動教室の帰り、そんなことを話しながら歩いていると、『わぁっ！』何かがぶつかってきて驚いて後ろを見る。
私に抱き着いたままニヤッと顔を上げたのは、
『三奈ちゃん！』
芦「えへへ〜、こんにちは！A先輩！波動先輩も！」
ね「ああ！芦戸ちゃんだ！こんにちは！」
彼女の後ろにはお茶子ちゃんと響香ちゃんもいて、2人とも困ったように笑っていた。
『なになに、みんなも移動教室だったの？』
麗「はい！先輩もですか？」
『うん！そう！も〜、びっくりしたよ三奈ちゃん！』
うりゃうりゃと彼女をくすぐると、「やめてくださあああい」と身をくねらせる。
『あはははっ！』
芦「ふぅ、ふぅ、」
『あ、そういえばなんだか今日バスがいっぱい来てるけど、何かあるの？』
ふと思い出して聞いてみると、響香ちゃんが頷く。
耳「はい！今日の午後のヒーロー基礎学、どこか違うところに行くらしくて」
『……そうなんだ』
ヒーロー基礎学、バス、違う場所。
この言葉を聞くと、どうしてもあの時のことがよみがえってくる。
ね「……Aちゃん、大丈夫？」
ねじれが小声で聞いてくれて、私も慌てて頷いて彼女らに笑顔を向けた。
『みんな、学校の外での授業はいつもと違って何が起きるかわからないから、気を付けるんだよ？』
芦「はーい！」
麗「何が起きるか……？」
『君たちはまだ一年生で、ヒーローの卵だけど、雄英外に出たら、立派なヒーローの卵なの。頑張っておいで！』
まさか、もうあんなことは起きないだろう。
大丈夫大丈夫、と思い直して、響香ちゃんの頭を撫でまわす。
耳「わわっっ！」
『帰ってきたら、どんなことやったか教えてよ！』
なにも、ないよね。
大丈夫だよね。
『え、ってことは、相澤先生も一緒に行くの？』
麗「はい！そうです！」
芦「あー！先輩、寂しいんでしょ！」
『えへっ、バレた？』
芦「先生に教えてあげよ〜！」
『ちょっと、やめてよ！もう！』
嫌な予感がするのは、どうして？
相澤先生、約束、覚えてるよね……？
ー−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「怪我はするかもしれないけど、俺がいなくなることはない。大丈夫、ずっと見ててやるから」
ー−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
先生……。
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琥珀 - 今ページ24を見ました僕は荼毘とホークスが好きです！理由？声がいいッッ！ (2022年3月18日 0時) (
レス) @page24 id: c7d9065f1d (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - (´⊙ω⊙`)ｷﾞｮｷﾞｮさん» わ〜ほんとですか！？（泣）嬉しいですありがとうございます！これからも読んでやってください…！ (2022年2月7日 22時) (レス) @page24 id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
(´⊙ω⊙`)ｷﾞｮｷﾞｮ - 本当っこの作品作ってくれてありがとうごさいます！この作品なきゃ生きていけないです（笑）これからも頑張ってください！ (2022年2月7日 20時) (レス) @page23 id: a5d6acad87 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - さらさん» さらさんありがとうございます!!😭ほんとに嬉しいです🥺こちらこそありがとうございます!!✨ (2022年2月2日 13時) (レス) id: 6e4712d906 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 移動おめでとうございます！！いつも更新たくさんありがとうございます！！心操くん格好よすぎです！！いつも楽しみにしてます！！ (2022年2月2日 0時) (レス) @page9 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蕎麦 | 作成日時：2022年1月30日 12時
