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緑谷side
目を真ん丸に見開いた心操くんは、気まずそうに眼をそらした。
心「いや、まさか」
葉「え、誘わないの！？」
僕もてっきり先輩と回るのかと思っていたから内心驚く。
芦「誘いなよ心操！文化祭だよ！？」
芦戸さんに詰められた心操くんは、珍しく少し肩を落として、人差し指で頬を掻いた。
心「いや、そんな、俺が誘ったら迷惑かもしれないだろ」
「「「……は？」」」
心「……え？」
教室中に沈黙が広がった。
麗「心操くん、鈍感……？」
梅「けろ」
耳「やば、このカップル推す……」
芦「何言ってんの！？迷惑なわけないじゃん！」
心操くんはなおも不安そうに目を伏せる。
心「文化祭だぞ？Aさんだって、友達と回りたいかもしれないじゃないか…ビッグ４の先輩とか……」
葉「そうかもしれないけど！誘ってみなきゃわかんないじゃん！」
上「おい心操！先輩、これが最後の文化祭なんだろ？」
切「男らしく！誘っちまえ！！！」
声を張り上げるみんなに驚いたような顔をした心操くんが、突然我に返ったように頬を赤く染めた。
心「ちょ、ちょっと待てよ！別に、俺はAさんと回りたいなんて一言も…」
『私が、なあに？』
心「へっ！？」
心操くんの肩越しにひょこッと顔を出したのは、
耳「A先輩！」
芦「きゃー！先輩！」
切「どうしたんすか！」
ふふっと微笑んだ先輩の腕の包帯は、相変わらず痛々しくて胸が苦しくなる。
『私はこんな怪我でできることもないし、っていうかその前にクラスのみんなが何もやらせてくれないんだけどね』
そう言って苦笑する。
『だから、いろんなクラスに顔出してるの。さっきC組行ったら心操くんいなくて、「A組に行ってください！」って言われて来てみたの』
心「あいつら……」
心操くんが何やら小さな声で呟く。
麗「先輩のクラスは何やるんですか？」
『私のクラスはね〜、カフェ！』
なんだか予想外だった。
『ヒーロー科だし、もっと個性活かしたのやるのかと思ったんだけど、最後だしってことでみんな娯楽に走ったみたい』
おかしそうに笑う先輩を、心操くんが隣でチラチラ見ている。
それに気づいた芦戸さんが、先輩に向き直った。
芦「先輩！私たち、ライブするんです！」
『え、ライブ？』
上「はい！歌とダンスっす！」
『ええ！すごい！』
芦「先輩も、見に来てくれませんか？」
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琥珀 - 今ページ24を見ました僕は荼毘とホークスが好きです！理由？声がいいッッ！ (2022年3月18日 0時) (
レス) @page24 id: c7d9065f1d (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - (´⊙ω⊙`)ｷﾞｮｷﾞｮさん» わ〜ほんとですか！？（泣）嬉しいですありがとうございます！これからも読んでやってください…！ (2022年2月7日 22時) (レス) @page24 id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
(´⊙ω⊙`)ｷﾞｮｷﾞｮ - 本当っこの作品作ってくれてありがとうごさいます！この作品なきゃ生きていけないです（笑）これからも頑張ってください！ (2022年2月7日 20時) (レス) @page23 id: a5d6acad87 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - さらさん» さらさんありがとうございます!!😭ほんとに嬉しいです🥺こちらこそありがとうございます!!✨ (2022年2月2日 13時) (レス) id: 6e4712d906 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 移動おめでとうございます！！いつも更新たくさんありがとうございます！！心操くん格好よすぎです！！いつも楽しみにしてます！！ (2022年2月2日 0時) (レス) @page9 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蕎麦 | 作成日時：2022年1月30日 12時
