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緑谷side
病院に保護者が迎えに来た人から順に、帰っていき。
今残っているのは、麗日さん、蛙吹さん、芦戸さん、切島くん、それからビッグ4の3人。
僕もお母さんが来ていたけれど、なんだか帰る気になれず。
先輩もまだ帰らないと言うので、みんなと一緒に残っていた。
怪我をしていたかっちゃんと上鳴くんは、念のためにと言われて検査に行った。
ミ「へえ、そうか……ほんとに、みんなが無事でよかったよ」
通形先輩は、USJでの出来事を詳しく知りたいと言って切島くんに話を聞いていた。
麗日さんたちも、波動先輩が来てくれたおかげで少し気持ちが楽になったみたいだった。
ふっと息をついてA先輩が眠る部屋に目をやったとき、なにやら入口のほうが騒がしい気がした。
相「……？」
相澤先生も不思議に思ったようで、様子を見に行こうと立ち上がった時、よく見慣れた紫色の髪の毛が視界に飛び込んできた。
緑「……！」
相「心操………」
息を切らした心操くんは流れる汗も気に留めずに病院の廊下を走る。
ミ「心操くん！」
芦「……っ！」
心「！」
僕らを見つけた心操くんは、走りながら「イレイザー！」と叫んだ。
はぁ、はぁ、と肩を上下させながら、こちらに向かってくる。
心「は、はぁ、イ、イレイザー……Aさんは、はぁ、」
相「おまえ、誰に聞いたんだ」
心「はぁ、はぁ、オールマイトに…」
相「…そうか」
心「Aさんは、どこにいるんですか…！大丈夫なんですよね…！？」
そう言った心操くんの表情は、不安で支配されていて。
どれだけA先輩を慕っていて、大切に思っているかがわかって胸が痛かった。
相「……あそこだ」
相澤先生はたったそれだけを口にし、目で先輩の病室を示した。
心「……」
ゆっくりとそちらに足を進めた心操くんは、部屋の中の先輩の姿を見て、固まった。
心「……はっ」
相澤先生が困ったように心操くんに目をやる。
相「命に別状はないんだが……腕の怪我がひどい。それと、ここに運ばれてから意識が戻らん」
心「……っ！」
それを聞いた心操くんが、その場に崩れ落ちた。
ミ「っと……大丈夫かい？」
心「……は、」
梅「心操ちゃん……」
緑「…ごめん」
気付いたら、そう言っていた。
みんながこっちを見る。
緑「僕、その場にいたのに、A先輩、助けられなかった……」
そう声を絞り出すと、心操くんが汗と涙で濡れた顔を上げた。
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琥珀 - 今ページ24を見ました僕は荼毘とホークスが好きです！理由？声がいいッッ！ (2022年3月18日 0時) (
レス) @page24 id: c7d9065f1d (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - (´⊙ω⊙`)ｷﾞｮｷﾞｮさん» わ〜ほんとですか！？（泣）嬉しいですありがとうございます！これからも読んでやってください…！ (2022年2月7日 22時) (レス) @page24 id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
(´⊙ω⊙`)ｷﾞｮｷﾞｮ - 本当っこの作品作ってくれてありがとうごさいます！この作品なきゃ生きていけないです（笑）これからも頑張ってください！ (2022年2月7日 20時) (レス) @page23 id: a5d6acad87 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - さらさん» さらさんありがとうございます!!😭ほんとに嬉しいです🥺こちらこそありがとうございます!!✨ (2022年2月2日 13時) (レス) id: 6e4712d906 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 移動おめでとうございます！！いつも更新たくさんありがとうございます！！心操くん格好よすぎです！！いつも楽しみにしてます！！ (2022年2月2日 0時) (レス) @page9 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蕎麦 | 作成日時：2022年1月30日 12時
