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荼「がっ！」
死「……」
お茶子ちゃんたちに背を向けて、守るように立つ。
『私は、ヒーローだから』
死「……ああ」
『だから私は、自分で戦って、あの子たちを守る』
荼「……」
『相澤先生は、そんなことしても喜ばない』
死「そうか……」
そう言って天を仰いだ死柄木は、片手で軽々と捕縛布を解いた。
死「なら……」
死柄木の笑みを含んだ目に、ぞくりとした。
死「徹底的に、壊すまで」
『うぐっ！』
相「A！…がぁっ！」
目を疑った。
自分の腕が、壊れていく。
『くっ……はぁ、』
痛い、痛い、痛い！
すぐに立ち上がった相澤先生も、荼毘の炎を浴びて動けない。
……その方がいい。
もしこれで相澤先生が私を助けに来て、先生が死柄木に何かされたら、その方が私は嫌だ。
死「さあ、どうする」
『どう、するって……っ』
死「俺のところに来るか……それとも」
『行かないって言ってる…あああっ！』
頭が痛い。
目の前に死柄木の顔があるけど、個性を使う気力もない。
瞼が落ちてきそうになった時、
バンッ！！！！
死「うああっ！」
『…へ』
校「遅くなったね！」
飯田くんやほかの先生と一緒に到着した校長先生が、持っていた銃で死柄木の腕を撃ったのが分かった。
オ「A少女！相澤くん！」
緑「相澤先生！…A先輩！？」
どこからか二人の声も聞こえて。
ずっと気になっていた、お茶子ちゃんたちを探すけど、姿が見当たらない。
相「A！」
血を流した相澤先生が、這いつくばってこちらに震える手を伸ばす。
『緑くん……お茶子ちゃんとか、電気くんは……？』
力を振り絞って声を発すると、緑くんは涙を流して叫んだ。
緑「さっき、先生方と外へ出ました！みんな無事です！A先輩が助けてくれたって、言ってました！」
『そっか……』
よかった……。
安心で力が抜けて涙がこぼれる。
相「…緑谷……はやく、Aを、連れてけ」
オ「相澤くん、君もだ！緑谷少年、急げ！」
緑「はいっ！」
緑くん、泣かないでよ……。
緑「Aさん！頑張ってください！」
緑くんに抱えられて、外へ出た。
まぶし……。
切「へっ！おい、あれA先輩か！？」
爆「ああ！？なんであいつがいんだよ！？」
切「緑谷！俺も手伝う！」
緑「っうん！」
赤と緑が映った視界がだんだん霞んで。
瞼が完全に下りる直前、一人の顔が浮かんだ。
『心操くん……』
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琥珀 - 今ページ24を見ました僕は荼毘とホークスが好きです！理由？声がいいッッ！ (2022年3月18日 0時) (
レス) @page24 id: c7d9065f1d (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - (´⊙ω⊙`)ｷﾞｮｷﾞｮさん» わ〜ほんとですか！？（泣）嬉しいですありがとうございます！これからも読んでやってください…！ (2022年2月7日 22時) (レス) @page24 id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
(´⊙ω⊙`)ｷﾞｮｷﾞｮ - 本当っこの作品作ってくれてありがとうごさいます！この作品なきゃ生きていけないです（笑）これからも頑張ってください！ (2022年2月7日 20時) (レス) @page23 id: a5d6acad87 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - さらさん» さらさんありがとうございます!!😭ほんとに嬉しいです🥺こちらこそありがとうございます!!✨ (2022年2月2日 13時) (レス) id: 6e4712d906 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 移動おめでとうございます！！いつも更新たくさんありがとうございます！！心操くん格好よすぎです！！いつも楽しみにしてます！！ (2022年2月2日 0時) (レス) @page9 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蕎麦 | 作成日時：2022年1月30日 12時
