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カッと目を見開いて、死柄木の個性を停止する。
それと同時に、横から襲ってきたヴィランを捕縛する。
死「ほう、随分強くなったんだね、A」
『…名前』
死「へえ、個性を止めたのか……ますます欲しくなったなぁ」
死柄木の方へ捕縛布を伸ばそうとしたとき、
『っ！』
すごく冷たい空気が、私を覆った。
勢いよくそちらを見ると、先ほど死柄木の横にいた、つぎはぎだらけの男。
『だれ……』
死「はははっ、そっか、君は知らないのか」
くっ、2人の個性を同時に停止するのはやっぱり無理だ……。
死「ど？荼毘」
荼毘と言われた男は、口角を上げて近づいてくる。
荼「ふーん、なかなかいいじゃねえか」
死「だろ？」
『……何の話』
死「まあそうカリカリするなって、A」
荼「A、ね」
近づいてくる二人に個性を使おうにも、荼毘の炎で体が思うように動かない。
力任せに戦ったところで勝てないのは目に見えている。
くっと奥歯をかみしめたその時。
上「A先輩！」
電気くんの声に振り向くと、彼がこちらに向かって走ってくるのが見えた。
『だめ！！！！！来ないで！！！！』
私が叫んだのと同時に、荼毘が彼に向かって炎を浴びせた。
梅「上鳴ちゃん！」
倒れこむ電気くんを見て、プチッと何かが切れた。
『はぁっ！』
死柄木の首を捕縛布で締め付ける。
死「ふっ……」
『何が、おかしい！』
横から荼毘が迫っているのはわかっていたけど、私は死柄木から目をそらさなかった。
死「荼毘、待て」
私の顔に青い炎が触れる直前、死柄木がそう言った。
荼「……」
死「女の子なんだ、顔を汚してやるな」
『よくも、私の後輩に！』
死「さて、そんな後輩思いなAに提案だ」
きっと死柄木を睨みつける。
死「俺たちのもとへ来い、Aの個性が欲しいんだ」
『……バカなことを』
死「もしそうするなら、今すぐここから引きあげよう」
『……っ』
頭の中に、みんなの顔が浮かぶ。
相「バカッ、よせA」
起き上がりながらそうこぼした相澤先生を一瞥して、私にささやく。
死「Aの大好きな、イレイザーヘッドにも、何もしないよ」
『……』
相「おい！A！」
荼「ふっ、ほんとに、優しい奴だな、おまえ」
手を伸ばしてきた荼毘の腹に、蹴りを入れた。
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琥珀 - 今ページ24を見ました僕は荼毘とホークスが好きです！理由？声がいいッッ！ (2022年3月18日 0時) (
レス) @page24 id: c7d9065f1d (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - (´⊙ω⊙`)ｷﾞｮｷﾞｮさん» わ〜ほんとですか！？（泣）嬉しいですありがとうございます！これからも読んでやってください…！ (2022年2月7日 22時) (レス) @page24 id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
(´⊙ω⊙`)ｷﾞｮｷﾞｮ - 本当っこの作品作ってくれてありがとうごさいます！この作品なきゃ生きていけないです（笑）これからも頑張ってください！ (2022年2月7日 20時) (レス) @page23 id: a5d6acad87 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - さらさん» さらさんありがとうございます!!😭ほんとに嬉しいです🥺こちらこそありがとうございます!!✨ (2022年2月2日 13時) (レス) id: 6e4712d906 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 移動おめでとうございます！！いつも更新たくさんありがとうございます！！心操くん格好よすぎです！！いつも楽しみにしてます！！ (2022年2月2日 0時) (レス) @page9 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蕎麦 | 作成日時：2022年1月30日 12時
