紫のモサモサ ページ13
ガラガラ
『失礼しまーす！』
その放課後、私は心操くんに会うために1年C組にやってきた。
「え、誰？先輩？」
「ねえ、あれ、Aさんじゃない？ほら、体育祭で2位だった！」
「うわ、ほんとだ！」
「うちらのクラスになんの用だろう…」
ざわざわし始めてしまったので、急いで教室を見渡す。
……いたっ！
紫のモサモサ！
ズカズカと教室に入り、彼に近づく。
『心操人使くん！きみに会いに来たよ！』
心「えっ………」
自分の席で帰る支度をしていた心操くんは、いきなり現れた私に目を丸くした。
『ちょっと、時間ちょーだいっ』
心「いや、あの、え、」
わけがわからない心操くんの腕を引いて、私は教室を出た。
「おい、心操知り合いだったのか？」
「でもそんな感じじゃなかったけどな…」
「A先輩、めっちゃ可愛かった…」
「それな！しかもあの去り方、私でも惚れそうだった」←？
なんかいろんな声が聞こえる……驚かせちゃって申し訳ないな(汗)←
てか、もしかして私って有名人なのかな？←
心「えっと、あの…」
『ああ、ごめん！腕、痛かった？』
思いっきり心操くんの腕を引っ張ったままだったことに気づく。
心「いえ、痛くは、ない、です、けど…」
なら良かった、と私は扉を開けて中庭に出る。
『おっ、ベンチ空いてる！良かった！』
らんららん、とベンチに駆け寄り、腰掛ける。
振り返ると、心操くんは扉のところに突っ立ったままだった。
『心操くん！こっちおいで！』
私が座っている隣の部分をバンバン叩くと、心操くんはゆっくりとこちらに歩いてきた。
心「…失礼します」
そう言って、少しの隙間を開けて腰掛ける。
ボサボサの紫の髪の毛に、眠そうな目。
ビデオでは思わなかったけど、こうやって近くで見ると意外とがっしりしてるんだな〜。
心「あの、Aさん……」
心操くんが、遠慮がちに口を開いた。
『ん？あれ、名前言ったっけ』
心「いや……先輩、有名なんで…」
『えっ、そうなの？』
心「雄英生のトップ、ビッグ4じゃないですか……、それと、あの、そんなに見られると…」
『ああ、ごめんごめん！』
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蕎麦(プロフ) - さらさん» わっ、よかったです！私もホークスは推しなので、書けてうれしいです！これからもっと出しますね！^^こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！ (2022年1月30日 11時) (
レス) id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ホークスさんとの絡みめっちゃ最高です！！ありがとうございます！！心操くんも格好良すぎです！！いつも更新ありがとうございます！！ (2022年1月30日 0時) (レス) @page46 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - にぼしさん» コメントありがとうございます!!心操くん最高ですよね...!!物間くんと天喰先輩も素敵ですね😖物間くんこれから登場させてみますっ!!これからも楽しんでくれたら嬉しいです!! (2022年1月28日 19時) (レス) id: 6e4712d906 (このIDを非表示/違反報告)
にぼし - 初めて読ませてもらいました!心操くんとてもかっこいいですよね!! 私の推しは天喰先輩とB組の物間くんです!これからも更新頑張ってください!!楽しみにしてます! (2022年1月27日 18時) (レス) id: 49ff1671c6 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦(プロフ) - 紺。＠水分補給さん» ありがとうございます…！（泣）そんなこと言っていただいて、こちらも遺言になりそうです（？）これから、USJ編を原作とは少し変えた形ですが書こうと思っていたので、そこでツートップ出しますね！コメントしてくださってありがとうございます！ (2022年1月26日 0時) (レス) id: 27ce214f54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蕎麦 | 作成日時：2022年1月6日 23時
