赤髪くんは私のヒーロー3

心境の変化 ページ34

『カルマ…くん…おは…おはよう』

「おはよ、体もう平気？」

『うん…少し…痛い…くら…い』

「良かった」

こんなにもカルマくんが愛おしく感じるの

でも…知ってるの

カルマくんに好きな人いること

だから…私が邪魔しちゃいけない

わかってるのに

愛おしく感じる

最低な女だ…

「先生がお化け役を務めます。もちろん先生は殺してもOK暗殺旅行の締めくくりにはピッタリでしょう」

「面白そーじゃん昨日一晩動かなかった分憂さ晴らしだ！」

「えーでも怖いのやだな〜」

「へーきへーき！！」

「百瀬ももちろん参加するよな？」

「う、うん…する……」

「どのペアにする？」

「もちろん百瀬はカルマだろ？」

「当たり『だ、ダメ…カルマ…くん…は…好きな人…と組む…べき…』

「「((その好きな人はあんただよ！！))」」

「えっと…俺はAちゃんと組みたいな」

嬉しい

嬉しいけど怖い

『私…やっぱ…り…やら…ない…！！』

逃げ出してしまった

「あっ！」

『つ、つい…て…きたら…おこ…怒る！！』

私が甘えるせいで

カルマくんは好きな人と一緒にいれない

私は消えるべきなんだ

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