赤髪くんは私のヒーロー3

奥手な先生のために ページ37

「意外だよな〜あんだけ男を自由自在に操れんのに」

「自分の恋愛にはてんで奥手なのね」

「仕方ないじゃないのよ！あいつの堅物ぶりったら世界クラスよ！私にだってプライドあるわ男を落とす技術だって千を越える」

「ムキになって本気にさせようとしてる間に…そのうちこっちが…」

可愛い

イリーナ先生はこう見えて不器用だから

素直にならないのかな

私もいつか

カルマくんみたいに

私を見てくれる人に

『恋したい』

「できるといいね」

『かっ…カル…マ…く…ん』

「Aちゃんなら大丈夫だよ、可愛いし」

キュンっと胸が鳴った

なんか

カルマくんからの可愛いは

特別なんだ

「清楚って言えば神崎ちゃんじゃない？」

「神崎ちゃん昨日の服乾いてたら持ってきてくれる？」

「う、うん」

イリーナ先生と烏間先生くっつけよう作戦が

始まったみたい

『イリーナ…先生は…そのまま…で…も…いい…のに…ね』

「Aちゃんはよくてもあの烏間先生のタイプにならないと惚れてもらえないからね〜」

『そっ…かぁ……恋って…』

ううんまた後で聞こう

「ん？」

『なんでも…ない…イリーナ…先生の…お手伝い…行こ…』

「うん、頑張ろうね。あの2人くっつくと面白そうだし」

カルマくんらしいね

その考え方

好きだよ

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