赤髪くんは私のヒーロー

梅雨の時期 ページ48

6月に入り

梅雨の時期に突入

『雨だ…』

「傘は？」

『わ、忘れちゃった…』

「あーマジか…なら俺の入って行きなよ」

『だ、ダメだよ！』

「遠慮しなーい、ほらそれにそっちの方が距離近いし」

カルマくんに手を引かれて一緒の傘に入りながら帰る

「まさかAちゃん忘れるなんてね」

『持ってきた…つもり…だった』

「よくあるやつだw」

『雨…だと…手繋げないね…』

「手繋ぎたかった？」

『カルマくんの手だい…』

バシャーーン

車に水を大量にかけられた

「うわぁ…最悪…Aちゃんへい…ご、ごめん///」

『びしょびしょだ…』

「これ着て、風邪ひくよ」

『だ、ダメだよ…カルマくんが…へっくちゅん！！』

「ほら、くしゃみしてるし、着てくれないと困るし」

『うぅ…申し訳ないです』

カルマくんのカーディガンを着させてもらった

「俺の家でシャワー浴びて行きなよ、風邪引かれたら困るし」

『…うん…何から何までありがとう』

カルマくんの優しさが

身に染みる

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