ストロベリーホーム【Ryosuke.Y】 (ページ3)

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涼介side

『涼介くんと一緒にいれなくなるのは、やだ……』

顔を真っ赤にしながら
照れて言うA。

うわあ、久しぶりにこんなに可愛い事言ってる。

涼介「俺もだよ～笑」

たまらなくなって、
Aのことをぎゅっと抱きしめた。

背中にゆっくり手を回す彼女の一つ一つの仕草に、
また今日も恋をする。

絶対に離れたりなんてしないし、

誰にも渡さない。

だから、
Aだけは一生俺から取らないで欲しい。

彼女の頭を撫でながら、

そう強く強く願った。

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朝の暖かい日差しが部屋に差し込んだ。

次の日の朝
起きたらAの香りが直に香る。

なんて幸せな朝なんだ。

スヤスヤと隣で眠るAのほっぺたをムニッと摘むと『ん……』と吐息を漏らして目を開けた。

A「……いひゃい…」

なんて言いながらも
目を細くして笑うから、可愛くて自然と笑がこぼれ落ちた。

涼介「遅起きさん」

A「涼介くんもでしょ？

今すっぴんだからあんま見ないで～」

顔を覆うAだけど、
もう付き合って1ヶ月経つ。

ほぼ毎日どっちかの部屋で過ごしてるのに、
なんでまだ恥ずかしいんだろう。

涼介「まだ慣れない？笑

俺すっぴんの方が好きだけどなあ」

A「元が可愛い子はそりゃすっぴんが似合うけど……」

涼介「Aは可愛くないの？」

A「可愛くないよ……

それに、
自分で可愛いなんて言い出したらもう終わりだよ笑」

知念は自分で言ってるけどなあ……

と想像して笑いながらAを見つめた。

何？と笑顔で言うA。

涼介「……知念の方が可愛いかもね、たしかに」

A「ちょっと、朝からドSだ……」

それを否定も肯定もしない
性格にまた笑がこぼれ落ちた。

涼介「嘘だよ笑」