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大貴先輩と七瀬、かあ。









そこに関係があるだなんて思ってもなかった。









けれど、
岡本くんが言ってるようにあの七瀬が
簡単に先輩とそんな仲になるとは思えない。






なんてったって、

前まで1番近い存在だった私が知らなかったのだから。









A「……大貴先輩、


七瀬に何か言われたりしてないのかな」





圭人「…え、っと?」





涼介「……お前まだその話してんのかよ?」









お昼休みになって、
屋上で圭人くんと山田くんが2人でご飯を食べてる中に入れてもらった。









その時間になってもまだ先輩と七瀬の話を辞めない私に2人はため息をついた。









圭人「……大ちゃんってさ、バカっぽくて意外と考えて行動するタイプだからね。




………案外七瀬ちゃんと上手くいくのかも?」





A「いや、いかないよ、


大貴先輩いい人じゃん」





涼介「……ただのいい人って思うだろ?







そう思わせる何かを、あいつはわざと考えてお前に接してるんだよ」









ええ、なにそれ……




それってそれって、まるで









A「男版七瀬だ……」





圭人「ふふ、そうそう、

だから上手くいくんだよ」









圭人くんが
ぱくりとパンを頬張った。









A「七瀬、


そう言えば皆が大貴先輩の話してもニコニコ笑ってるだけだったけど、
まさかその頃から知り合いだったのかなあ







……先輩って変だよねぇ。

まあ初めからわかってたけど。」









私がそう言うと、
返事がなかなかかえってこないので、

つい顔を上げた。









圭人くんは山田くんをみてて、









山田くんは、


いちごミルクを飲みながら私を見ていた。









A「……な、なに」





涼介「お前そんなに大ちゃんのこと好きなんだな」









え?


いやいや、何言ってんの?









涼介「……散々俺と友達になりたいとか言って、




本当は大ちゃんの方が仲良くなりたいんじゃねえの?」





A「な、そんなんじゃないよ!」





涼介「別にいいだろそんなムキになんなよ」









いいじゃん、
大ちゃん女の扱い上手いし。





そんな風に言って、
ゴミ箱に空になったいちごミルクを捨てに行った山田くん。









……なんか、すっごいムカつく!

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lrupullblll(プロフ) - パスワード教えていただけませんか (1月2日 17時) (レス) @page50 id: e88d9aa1cc (このIDを非表示/違反報告)
りょーちゃん - パスワードを教えてください (2019年12月24日 1時) (レス) id: 57099a65b5 (このIDを非表示/違反報告)
Nenchi ーねんちー(プロフ) - 次のお話がパスワードかかってて読めません。楽しみにしてたのに (2019年8月29日 16時) (レス) id: 07a41134ab (このIDを非表示/違反報告)
ryousuke_love__(プロフ) - パスワード教えて頂きたいです! (2019年7月7日 10時) (レス) id: e8573b2850 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - りーーーな。さん» 事情があったんですね〜!分かりました!お気に入り登録して気長に待ちます(*゚▽゚)ノ (2018年8月3日 1時) (レス) id: b8c883a9ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りーな。 | 作成日時:2018年4月6日 23時

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