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圭人のこと?

余計意味がわからない。







キョトン、と彼を見つめると
違うか、と呟いてベッドに座った。









A「………なんでそう思うの?」




涼介「…………だってさっき、



アイツかっこよかったじゃん」









今気がついたけれど、
山田くんも自分用のいちごミルクを買っていて、
ストローに刺してチューチュー飲んでいた。









………やっぱ好きなんだ。









A「優しいし、面白いし、
………確かにさっきは嬉しかったかな


けど私人のこと好きにならないよ」









恋愛は不向きだから、
そういう意味で言ったけど、




山田くんは仏頂面で私を見た。









涼介「………ま、お前と結婚してくれる男いなさそうだもんな」





A「また酷いこと言う…!」









もう、と言いながら
山田くんの肩を押すと、


また山田くんが笑っている気がした。









…………恋愛なんて、不向きだから。









呆然とその横顔を眺めていると、
シャーっと勢いよく空いたカーテン。









へ?と固まっていると、
カーテンを開けたその人はキラキラの目で私たちを見ていた。









大貴「やーまだーー!



と、昨日の子?」








大貴先輩だ!


やばい、緊張する!









てか、なんでこんなところに?









そう思うと、大貴先輩の後ろからぬっと顔を出した綺麗な女の人の顔。









涼介「……お前は保健室で何やってん…」





A「か、彼女さんですか?」









呆れたように言う山田くんを遮って
ゴクリと息を飲み聞いた。









大貴先輩と付き合いたいなんて思わないけど、

でも彼女がいて欲しいわけじゃないんだよね……









大貴「ん?違う違う〜」





「はぁ?」









そう先輩が言うと、
その女の人はキッと私たちと先輩を睨み、
スリッパを履いて保健室を出ていった。









怒ってるように見えたから、
やっぱり彼女さんだったんじゃ…









唖然と閉められたドアを見つめていると
大貴先輩が乾いた声で笑った。









大貴「自分からしよって言ってきたのにね〜」




A「……何をですか?」




大貴「ん?

それはもちろん、えっ…」




涼介「お前コイツに変なこと教えんな」









大貴先輩との、2回目の会話だった。

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lrupullblll(プロフ) - パスワード教えていただけませんか (1月2日 17時) (レス) @page50 id: e88d9aa1cc (このIDを非表示/違反報告)
りょーちゃん - パスワードを教えてください (2019年12月24日 1時) (レス) id: 57099a65b5 (このIDを非表示/違反報告)
Nenchi ーねんちー(プロフ) - 次のお話がパスワードかかってて読めません。楽しみにしてたのに (2019年8月29日 16時) (レス) id: 07a41134ab (このIDを非表示/違反報告)
ryousuke_love__(プロフ) - パスワード教えて頂きたいです! (2019年7月7日 10時) (レス) id: e8573b2850 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - りーーーな。さん» 事情があったんですね〜!分かりました!お気に入り登録して気長に待ちます(*゚▽゚)ノ (2018年8月3日 1時) (レス) id: b8c883a9ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りーな。 | 作成日時:2018年4月6日 23時

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