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圭人「…俺授業戻るけど


2人ともどうする?」









岡本くんは真面目なのかな。
時間を見ると授業が始まって10分経っていた。









鏡で確認するとまだ顔は腫れてるし…









A「…もう少し、ここにいる」




圭人「そっか…1人でも大丈夫?」




涼介「んや、俺も残るから大丈夫だよ」









山田くんのそんな言葉に、
私と岡本くんは口を揃えて『え?!』と困惑した。









……なんか、山田くんが優しい?









『人と仲良くなるのに躊躇いがある』





いわゆる…ツンデレなのかな。









圭人「じ、じゃ山ちゃんよろしく頼むよ!


……意地悪な事言わないであげてね?」




涼介「わーかってるよ、

お前はこいつの父親かよ」









あはは、と頭を掻きながら
岡本くんは小走りで戻っていった。








………あとでちゃんとお礼しよう。









A「…ね、山田くん


岡本くんの好きなジュースって何かな」




涼介「は?なんで」




A「いや……お礼したくて」








き、きもいかな。









山田くんを見上げると、
眉をしかめて私を見ていた。









すると、









涼介「……ぷっ…」



A「………へ」








私の顔を見てクスクスと笑い出す。

何?何?と目を見開くしかなかった。









涼介「や、

……お前泣き顔ちょーブスだなあって」




A「……はぁ?!

ひっどすぎなんだけど!」









思わず手で顔を覆った。

バカ、バカそんなのわかってるよ。









泣き顔だけじゃなくて
普段の顔もそりゃ可愛くないけど。









A「…もーほんっといじわる!」






涼介「はいはい、悪かったよ」









けど、
初めて山田くんの笑顔を見たかも……。









そんな顔を見て、私の頬も緩んだ。









そして胸の奥が、キュン、と………………。









A「……は?」









キュン、え?きゅん?!






私は一体何を思っているの?

山田くんは友達、




いや、友達にもなれてないのに。








何がキュン、よ…………………









涼介「…………もしかしてお前、好きなの?」









ドキン!!


と心臓が今にも飛び出るかと思う
『好き』のワード。









え?

え?え?









山田くんがじっと私を見て、言い放った。









涼介「………圭人のこと」

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lrupullblll(プロフ) - パスワード教えていただけませんか (1月2日 17時) (レス) @page50 id: e88d9aa1cc (このIDを非表示/違反報告)
りょーちゃん - パスワードを教えてください (2019年12月24日 1時) (レス) id: 57099a65b5 (このIDを非表示/違反報告)
Nenchi ーねんちー(プロフ) - 次のお話がパスワードかかってて読めません。楽しみにしてたのに (2019年8月29日 16時) (レス) id: 07a41134ab (このIDを非表示/違反報告)
ryousuke_love__(プロフ) - パスワード教えて頂きたいです! (2019年7月7日 10時) (レス) id: e8573b2850 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - りーーーな。さん» 事情があったんですね〜!分かりました!お気に入り登録して気長に待ちます(*゚▽゚)ノ (2018年8月3日 1時) (レス) id: b8c883a9ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りーな。 | 作成日時:2018年4月6日 23時

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