No.36 プロポーズ ページ37
試しにコンコンと部屋を叩くと、キルアが部屋のドアからでてきた。キルアは、少し驚いた表情をしながらも私を部屋の中に招き入れた
｢オレの部屋に行くとか、珍しいな。襲われにでも来たか？｣
『久しぶりにそーゆー発言を聞いたよ。』
やっぱりこっちの方が慣れる…。だけど、いつ指輪を渡そう…、やっぱり今しかないのか…
｢A｣ 『キルア』
キルアに話しかけようとすると、同時にキルアも私に話しかけようとしたのかセリフが被る。中々人とセリフが被ることなんてないから、しばらくの沈黙が訪れてしまった。私は冷や汗をかきながらも、キルアに向かって口を開いた
『あ、いや、そっちから話していいよ』
｢あ、おう…。｣
キルアは私のポケットに手を入れると、ポケットに入れてあった指輪を取り出す。え、なんでこの人、私が指輪隠してること知ってるの？と戸惑いつつも、キルアをジッと見つめていると、今度は、自分のポケットに手を入れ、何かを取り出す。
すると、キルアは私の左手首を優しく持ち上げ、自分のポケットに取り出した何かを私の左手の薬指にそっと嵌める
｢…その、……こんな事言うのは恥ずいけど、正直に今の気持ちを伝える。
オレ、今までお前に何回も助けられたし、家出の時も、イヤイヤだったけどオレに付き添ってくれたり、
思い返してみたら、いつもお前はオレの隣にいてくれたし…ホントに感謝してる
もし、良かったら。
オレが大人になっても、オレがこの家の当主になっても、ジジィになっても、死んで地獄に落ちても、
ずっと、オレの隣にいてくれ。｣
震え混じりのその言葉。キルアは頬を紅潮させながらも、ジッと私の瞳をまっすぐ見つめて伝えてきた。本当に素直じゃない。私の言えることではないが、それはつまり、
"結婚してくれ"って言ってるようなもんだ
『あー、こういう時、なんて答えればいいか分から…ないな。
でも、約束するよ
地獄に落ちてもキルアの隣にいる。
例え、キルアの愛情がどれだけ重くて大変なものでも、受け入れるよ』
私はキルアが取った指輪を取り返し、キルアの左手の薬指に嵌める。今、自分の顔は真っ赤になっているのであろう。クサイ言葉かもしれない、でも。私はこの人をずっと愛す覚悟は付き合った時から決めている
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みさき(プロフ) - 鼻血ブーブーさせちゃってくださいwwwwキルアちゃんたまんなくかわいいっすね、、、、無理せず更新頑張ってください^_^ (2022年11月20日 15時) (
レス) id: c45ef07a74 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ(プロフ) - みさきさん» え、嬉しすぎます。目から血が出るほど嬉しいです((←。鼻からも出てしまうほどガチで嬉しいっす、更新頻度増やせるように頑張りますね、みさきさん、ありがとうございます！ (2022年11月20日 12時) (レス) @page34 id: 30b889220d (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - さ、最高すぎです。定期的に更新されていないか見に来ちゃいます、、 (2022年11月20日 11時) (レス) id: c45ef07a74 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ(プロフ) - 焼き鮭さん» そう言ってくださる。焼き鮭様も最高です、、、！更新、めちゃくちゃ頑張ります！！！٩( ᐛ)و (2022年11月10日 19時) (レス) id: 30b889220d (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭(プロフ) - 最高です、、、！ 更新頑張ってください！ (2022年11月10日 19時) (レス) @page22 id: 64769613b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メロンソーダ | 作成日時：2022年10月24日 19時
