主君と執事 Ⅲ【キルア】 (ページ44)

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真実の剣ページ44

15日のじゃんけん大会

ゴンとキルアは最後まで勝ち抜き 2人で楽しそうにジャンケンをしている

結果はキルアの勝ち

キルアが真実の剣を入手できた

Aは好物のガムを食べながら 2人のジャンケンを見ている

ゴンとキルアはハイタッチをして初の指定ポケットカードゲットに喜んでいた

Aはその光景を微笑ましく見ているとゴンとキルアはAの方に近づきキラキラとした目でAに自慢げにカードを見せる

まるで親子のような光景だ

ゴン｢問題はこのカードをどう守るかだね

スペルカードにはカードを奪うスペルとカードを守るスペルがあるんだったよね

オレ達1枚も持ってないし

特にオレ達がこのカードを手に入れたのは大勢に見られてるし｣

キルア｢確かに格好の標的だな｣

『変装でもする？

私イルミの念能力コピーしてるから変装できるけど？』

Aはイルミの針を具現化して2人に聞くそんなAにキルアは顔を青くして口を開く

キルア｢針刺すんだろ？

オレは嫌だ

てかオレ達を数人追いかけてる奴らがいるしこの話もバレバレだよ｣

ゴン｢うん｣

キルア｢皆があんな風にわかりやすいといいけどな｣

ゴン｢でも油断は出来ないよ

相手がどれほど弱くてもスペルカードを使われたら防ぎようがないんだもん｣

『そうでも無いよ

スペルカードの能力は大体予測できるからね』

ゴン｢えっ！？

そうなの？

流石ゲームマニア｣

『ゲームはキルアの方が上手いよ

ほら頭脳ゲームとか(適当)』

キルア｢すまねぇがオレはAに頭脳ゲームで勝ったことは覚えてない｣

キルアのその言葉を聞いた途端 Aは"やらかした"という顔をしながらキルアから目を逸らす

キルアはそんなAをジト目で見る

キルア｢まぁ上手くいけば防御カードがなくても防げるぜ

オレマニアじゃねーけど｣

ゴン｢どうするの？｣

キルア｢例えばさカードを奪うスペルが"相手プレイヤーの指定ポケットから1枚カードを奪う"だとするだろ？｣