主君と執事 Ⅲ【キルア】 (ページ35)

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平原ページ35

｢今までの説明はあくまでも最低限です

詳しい情報はゲームを進めながらご自分で入手してください

それでは御検討をお祈り致します

そちらの階段からどうぞ｣

『ありがとうございます』

Aは階段を下り外に出るとなんと目の前には大草原が広がっていた

何かの視線を感じながらまた階段へAは下りるとゴンが満面の笑みでAに近づいた

ゴン｢説明終わったの？｣

『うん

それにしても仮想世界とは思えないね』

ゴン｢うん！｣

『そういえばゴンのお父さんのデータどうだったの？』

ゴン｢それがメッセージだけだったんだ｣

『1からゲームを楽しめってことだね…』

Aとゴンはジンのことについて話しているとキルアが階段から下りてく姿が見えたゴンはキルアに向けて手を振る

キルア｢おまた｣

ゴン｢キルア！｣

キルア｢平原か

町らしき影は見えねーな｣

ゴン｢そうなんだけど大体皆似た方角に向かったよ

なんでだろう？｣

『あっちかこっちじゃない？』

ゴン｢なんで分かるの！？｣

『その方向から強い視線が感じるから

監視は意外に体力と気力を使うから単独の場合はもちろん交代でやってる場合もある

町からそう遠くない場所で監視することが多いんだよ』

ゴン｢あーなるほど｣

キルア｢まこんな遠くからでも感付かれてるようじゃ

大したことない連中だけどな｣

ゴン｢(おーーやっぱりそうなんだ…)

とにかく進むかどっちかだね｣

キルア｢どっちに行くかせーので｣

『｢｢ホイ！｣｣』

ゴンとAは左キルアは右を指さした

多数決ということで左に行くことにキルアはちょっと悔しんでいたが Aとゴンはそれをスルーして平原を進む

キルア｢でどうだった？｣

ゴン｢何が？｣

キルア｢ブック！

お前のセーブデータさ

カード何枚くらい入ってた？｣

キルアは呪文を唱えるとキルアの前に分厚い本が具現化された

『それがメッセージだけだったらしいんだよ』

キルア｢まじ？何がヒントとかなし？｣

ゴン｢うんジンはゲームを楽しめって｣

キルア｢ゲームって実感は全然無いけどなー

ブック｣

キルアは本をしまい何が考えたような表情をしていた

するとゴンは口を開いた

ゴン｢キルアとAはこのゲームのルールについてどう思う？｣

キルア｢うーん全く未知数って感じだな｣