主君と執事【キルア】

コインゲーム ページ41

キルア｢あー、そのトリックか



分かったらハラが立つほど悔しくなるぜ？｣


『ゴン』



Aはゴンの方を向き ゴトーがやったようにコインゲームをする




『どっち？』


ゴン｢左手でしょ？｣




ゴンはAの左手を指さす Aはゴンに両手を見せたが 左ではなくコインは右にあった



ゴン｢えー？！なんで！？！？！？｣


『右手にまず コインを隠すんだ
それで右手のコインを隠し続けながら 左手でコインを上げる



で 相手にも分かるように左手にコインを忍ばせる




コツは"どっちだ"と言った時に相手の目線より少し上に手をやるんだ



その間 さりげなく 左手を握ったままコインを裾に落とすんだよね』


ゴン｢何それ！？なんか悔しい！｣


キルア｢でもゴトーは最後だけ使ったんだろうな


アイツ ゲームではズルしたくないヤツだし





ていうかお前ガンコすぎるだろ！！｣




キルアはゴンに顔をズイッと近づけながら言う


ゴンは"え？"という顔でキルアを見る




キルアはゴンが疑問に思っていることを全部言った




キルア｢だってよ ハンターライセンスとかあれば観光ビザとか行かなくても海外滞在なんて 無料だぜ！？｣


レオリオ｢それは俺達も言った｣


ゴン｢だって俺決めたんだもん！｣


キルア｢は？｣



ゴンはポケットから44番のナンバープレートを出し 皆に見せる




ゴン｢ヒソカにパンチをする！
おまけにこれも渡すんだ！！！｣


キルア｢でもお前 ヒソカの場所分かるのか？｣


ゴン｢…えっーと……｣


キルア｢アホ…｣


レオリオ｢やっぱりな…｣



すると クラピカが口を開く



クラピカ｢私はヒソカの居場所が分かるぞ｣


ゴン｢ホント！？｣


クラピカ｢あぁ 9月1日 ヨークシンにいるだろう｣


ゴン｢ヨークシン？｣


『1年に1度 9月1日から10日まで世界最大規模のオークションをやるんだよ



貴重品などが出るからお金持ちが1番集まるんだ』


ゴン｢へ〜｣


クラピカ｢ヒソカに言われたんだ


"クモについていいことを教えてやる"と｣


レオリオ｢あの時か？｣


クラピカ｢いや 試合の後だ


恐らく ヨークシンにいるだろう





ヒソカの姿を見つけたら連絡をする｣


ゴン｢うん！
ありがとう！！｣



ゴンはクラピカに微笑みを向ける クラピカもゴンに微笑み返す





クラピカ｢さて 私はここで抜ける｣


ゴン｢えっ！？なんで！？｣

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