主君と執事【キルア】 (ページ8)

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敬語ページ8

キルアside

キルア｢入るぞ｣

『どうぞ』

俺はAの部屋を開けるとAは椅子に座っておりスーツを着てキチッとしていた

A ここでもスーツかよ…

キルア｢ハンター試験のことなんだけど｣

『はい』

俺はAが座っている椅子の向かい側の椅子に座った

キルア｢ハンター試験は近くにある
定食屋の地下にあるらしいんだよな

その定食屋の店主に合言葉を言うんだ｣

『その合言葉は？』

キルア｢"ステーキ定食弱火でじっくりコトコト"だとさ｣

『…』

Aは俺の事をじっーと見る

キルア｢なんか言いたいことでもあるのか？｣

『…キルア様成長しましたね
シルバ様とイルミ様が喜びますよ』

キルア｢親父達の話はいいっつーの！｣

『申し訳ございません』

Aはクスクスと笑う

ちょっと可愛い…

ってそんなこと思ってる場合じゃない

キルア｢ハンター試験は1週間後にある

出来ればアイツにはバレたくねぇから

Aのそのスーツ

ゾルディック家の奴らが見たらAって分かるだろうからまずは服を買いに行かないか？｣

『服…ですか

私服なんて久しぶりかもしれません』

キルア｢じゃあ行こうぜ！｣

俺はAの腕を掴み引っ張る

、

、

、

キルア｢なぁ…｣

『なんでしょうか？』

キルア｢スカートじゃないのな…｣

『キルア様をお守りするには戦闘しやすい格好ではないと思うので』

キルア｢あぁ…そうか｣

スカートを俺はAに勧めたが Aはそれを断る

戦闘しやすいようにって…まぁ確かにハンター試験やるんだしいいか

俺も Aには傷ついて欲しくないし

キルア｢じゃあ宿屋に帰るぞ｣

『承知しました』

キルア｢ていうか敬語とかいいよ｣

『ですが…』

キルア｢命令!!!｣

俺はAにビシッと人差し指で指を指す

Aは命令という言葉に弱いが敬語を外すことを断る

しょうがない…

俺は1つ溜息を吐いてから Aに目に涙を溜め上目遣いで服の裾を引っ張る

Aの顔からつっーと一筋汗が流れる

すると Aは１回溜息をつき敬語を外す事を承認した

キルア｢よっしゃ！｣

俺は思わずガッツポーズをする

『では帰りましょう』

キルア｢敬語！

…敬語使ったら罰与えるぞ！｣

『でh…じゃあ帰ろう』