命令 ページ24
Aは声をかけられた人に視線を向ける
声をかけたのは針が至る所に刺さっているイルミの変装ギタラクルであった
Aはその事を瞬時に察し イルミに向かって口を開く
『なんでしょうか イルミ様』
イルミ「…流石だね
バレてたんだ
少し2人だけで話そう」
『はい』
イルミはAを誰もいない個室へ連れていく
そして イルミは床に座り 口を開く
イルミ「キルの家出を手伝ったってね」
『計画はほとんどキルア様がやりました
私はキルア様の護衛役なのでついて行きました』
イルミ「ふーん
Aは勘違いしてるようだけど
俺は別にAのことを嫌いになったわけじゃない」
イルミの言葉にAを大きく目を開く
イルミはそんなAの反応を無視して話を続ける
イルミ「俺は気に入ってるし 正直 Aが俺の護衛役になっても 俺自身は嬉しいと思う
…まぁ 護衛役は父さんの命令だから仕方ないことなんだけどね
それとキルは家に帰らせる
キルが家に帰った時は合格してもしてなくてもついてきて欲しいんだ」
『なるほど…』
イルミの目は本気だ
Aはこれからの事を考える
"家出した時に止めろ"が言われなかったらAはキルア味方でいられるので良かった
が
イルミは次にAにとって衝撃的な発言をする
イルミ「あとは 今度からキルが家出したいって言ったら止めてくれる?」
『……はい』
イルミ「じゃあ俺はこれで
キルの前ではギタラクルって呼んでね」
『……はい』
そして イルミは個室から出る
最悪な事態が起きたのだ
Aはキルアの味方ではいられなくなってしまった事にただ 心の中で悲しんでいるしかできなかった
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ハンター達が飛行船の部屋の中で食事をしている
メンチ「ねぇ 今年の受験者凄くない?1回落とした身ではあるけどさ!
今年はルーキーがいいわよね!
私は294番がいいわ!」
すると サトツはフォークとナイフを下げ 口を開く
サトツ「そうですね 確かに今年はルーキーがいい
私は99番と100番がいいですね
あの人達はいい」
メンチ「え〜?100番はともかく 99番は生意気よ!
ブハラは?」
ブハラは食べていた腕を止め 少しの間考えた
ブハラ「そうだね…でもやっぱりさ」
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作者名:メロンソーダ | 作成日時:2022年7月18日 15時