主君と執事【キルア】 (ページ14)

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詐欺師の塒ページ14

ゴン｢俺カイトさんって人に会って親父に会おうって思ったんだ！

きっとカイトさんに会わなかったらハンター試験なんて受けなかったよ｣

キルア｢ふーん｣

『ゴンの性格ならカイトさんって人に会わなくてもハンター試験受けてそうだけど？』

ゴン｢そうかな〜？｣

ゴンは首を傾げながら考える

すると後ろの受験生達が一筋の光に気づいたようで｢出口だ！｣や｢やっと解放される！｣などと叫んでいた

A達は一気にスピードを上げそして

｢｢『ゴール！！！』｣｣

一斉に地面に着地した

ゴン｢やった！俺の勝ち！｣

キルア｢いや俺の勝ちだね！｣

『今の同着に見えたのは私だけ？』

キルア｢はぁ！？｣

ゴンはサトツの方へ顔を上げる

ゴン｢ねぇサトツさん

この中で一番誰が1番速かった？｣

サトツ｢そうですね

私には100番が言っている通りに同着に見えましたが｣

ゴン｢ってことは…｣

キルア｢同着かよ…｣

ちょっと落ち込んでいるキルアにゴンはハッと閃いたような顔をしてA達に発言する

ゴン｢じゃあ俺がキルアにご飯を奢ってキルアがAに奢って Aが俺に奢るのは？｣

キルア｢なんだよそれ…｣

『キルア様に奢られるのは…』

キルア｢別にいいだろ！たまには！！！｣

キルアはAの方を向き眉を顰める

するとさっきまで後ろで走っていた受験生達が外へ着き段々と人が増えていった

クラピカとレオリオも来て無事ここまではみんなで来られた

そして前にいるサトツがここについて話し始める

サトツ｢ここは"詐欺師の塒"です

ここの動物達は凶暴でありとあらゆる方法で人間をも捕食をします

騙されると

死にますよ？

なので

しっかりと私についてきてください｣

｢嘘だ!!!!!!｣

サトツが説明した途端に急に後ろから大声が聞こえた

受験生達は男に視線を集める

｢ソイツはハンターじゃない！！！ここの動物だ！！俺が本物のハンターだ！！！｣

その言葉に周りの受験生達がざわつき出す

しかし A ゴンキルアヒソカクラピカは至って冷静であった

男は話を続ける

｢ソイツは俺たちを騙してここな皆を一網打尽にするつもりだ！！こいつをみろ！！｣

男は持っていたサトツに似ているようなサルを受験生に見せる

そのおかげで周りはもっとざわつき始める