伊達工業高校バレー部の臨時マネージャーはゆるふわ系女子

ゆるふわ4 ページ6

部室を開けると、茂庭さんが居た。茂庭さんだけ。鎌先さんや、笹谷さんが居ない。

貴「こんにちわ〜。あれ、茂庭さんだけですか〜。」

茂「おう、仲嶋に青根と二口。うん、俺だけ。三年は面談。」

二「なんすか、悪いことしたんすか」

茂「バカ、進路だよ、進路。俺達三年だからな」

貴「茂庭さんは〜？」

茂「俺は、昨日。」

貴「寂しくなるんですね〜。」

茂「二口と青根が居るし、大丈夫だろ？それに、滑津も帰ってくる。」

貴「あ、じゃあ私も居なくなるんだ〜。」

え。

嫌だ。

やっぱり、やめんのか。

滑津に頼まれてっていってたし…。

でも、それじゃあクラスメートに戻るじゃないか。

同じ部活であるだけで、結構話すんだけどな。

あああ、もう。

そんなことを考えていると、茂庭さんが仲嶋にこっそりと耳打ちしていた。

聞こえぬ…。

仲嶋がわかりました、といっていたから、事務的な連絡なんだろうけどな…。

はぁ…。

もう、鬱病になりかねない。

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