ゆるふわ31 ページ34
学校に戻る頃、もう花火は始まっていた。
このまま歩いてれば、終わる頃に体育館裏につくだろう。
佐「ねぇ、賢治」
「…なんすか。」
佐藤先輩は何回もなんの用事があるのだろう。
佐「さっき、体育館裏にあんたの好きな子と、その子と二人三脚してた子が入ってくの見たよ。それと、男の子が走って出てくるのも。」
佐「でもね、女の子が出てこない。ずっとあそこにいるのかも。行ってあげたら？」
「わかり、ました。アザっす」
佐「いいの、いいの」
走れ。走れ。
仲嶋が、あそこにいる…！
息をきらして、体育館裏につく。
「仲嶋？！」
貴「にろ、君…？」
仲嶋は座り込んでいた。
「どうした？どっか痛むのか…？！」
貴「どこも、いたくないよ…、でも、凄く痛い…痛いよ…にろ君助けて…」
「え？」
貴「さっき、永石君に告白された…。でも、私好きな人いるから、断ったよ…。そしたら、一瞬だけ…キ、スされて…でも、私…怒れ、なくて。どうしよう…分かんない…！いっぱいぐちゃぐちゃで、もう分かんないよぉ…！」
「大丈夫。」
そっと仲嶋を抱き締める。
どうするべきか。
こんなに混乱している仲嶋に、俺の気持ちを押し付けていいのか？
貴「私っ…にろ、君が…好き…」
「えっ…？」
貴「私っ、ずっとにろ君が好きだった…！」
「俺、も…」
貴「違うよ！恋だよ！」
「だから！」
「俺だって、お前が好きだ。恋だよ。」
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タケ焼き - 最近二口もはまっててもうこの作品見たら一瞬三途の川見えました！！ (2020年5月5日 13時) (
レス) id: b1a2c58828 (このIDを非表示/違反報告)
ミラージュ - 今更なんですが...滑津ちゃんはD組ですよ！お話面白かったです！ (2019年9月22日 23時) (レス) id: 490ab1aedc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴヨーグルト | 作成日時：2016年5月9日 23時
