ゆるふわ6 ページ8
「ごめん…」
女の子を泣かせた。好きな子を泣かせた。
その事実は俺の心に深く傷をつける。
貴「こっちこそ…ごめんなさい…」
沈黙が訪れる。
テーピングのビッという音が聞こえるだけ。
それにしても、慣れてんのな。
貴「私。中学でさ、マネージャーの助っ人で色んな部活飛び回ってたんだ〜、」
おかしいでしょ、と笑う。
貴「家がスポーツジムでさ、お父さんやお母さんの手伝いとかしてるうちに、慣れちゃって。選手としてじゃなくて、マネージャーとして助っ人。」
「そうなんだ…」
貴「でさ、うちの中学、女子の運動部はあんまり活発じゃなくてね。男子の部活を主に回ってて。先輩とかとも、仲良くしてもらってて。でも、それが女子の反感を買って。このしゃべり方のせいもあってか無視、され始めた」
は、
おかしいだろ。
選手を「助けてる」のに。
貴「そんな時、助けてくれたのは、手を差し出してくれたのは、舞ちゃん。」
…そうか。だから滑津に頼まれたってだけで、面倒なマネージャーをしてくれてんのか。
貴「本当に感謝してるの。だから、ね。舞ちゃんの代わりを、したい。だから、こんなこと、もう、しないでね」
「…おう」
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タケ焼き - 最近二口もはまっててもうこの作品見たら一瞬三途の川見えました！！ (2020年5月5日 13時) (
レス) id: b1a2c58828 (このIDを非表示/違反報告)
ミラージュ - 今更なんですが...滑津ちゃんはD組ですよ！お話面白かったです！ (2019年9月22日 23時) (レス) id: 490ab1aedc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴヨーグルト | 作成日時：2016年5月9日 23時
