ゆるふわ26 ページ29
昼休憩が終わり、午後の部が始まる。
午後の部一番は、借り物競争で、仲嶋が出る競技だった。
これは足の速さと言うハンデを挽回できるチャンスがあるため、男女混合競技だ。
仲嶋は後半の方の列。
借り物競争には、校長のめがねとか、紅白旗とか、他の人の何色のハチマキとか、そんなとこ。
けれど、噂では今年から『好きな人』と言うお題があるらしい。
生徒会長が決めたそうだ。
「こう言うの憧れてた」って言ってたみたいで。
ずいぶんと適当なことで…。
好きな人、ね。
公開処刑みたいなもんだよな。
仲嶋にもし当たれば、どうなるのかな。
永石か…？
別の奴…？後輩？先輩？
そんな選択肢と一緒に俺だったら、と言う欲もある。
けれど、多分仲嶋は俺を友達として、クラスメイトとして、同じ部活の奴としてしか見ていない。
そんなことを長々と考えているうちに、仲嶋の列の番になった。
好きな人のお題はまだ出ていない。
不安だし、それでいて好奇心もある。
パンッ
ピストルの音と共に走り出す。
男子は早く、カードをとった。
仲嶋も、同じ列の一人の女子よりは早くカードをとった。
仲嶋がカードを見る。
しばらく考え込むようにしてから、バッと顔をあげた。
何かを探しているようで。
それが人かどうかはわからない。
客席の方に走ってくる。
と言うか、俺の方に走ってくる。
貴「にろ君！来て！」
「お、おう…？」
何が何だかわからないまま、引っ張られる。
お題はなんだ？クラスの男子？隣の席の奴？
それとも＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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タケ焼き - 最近二口もはまっててもうこの作品見たら一瞬三途の川見えました！！ (2020年5月5日 13時) (
レス) id: b1a2c58828 (このIDを非表示/違反報告)
ミラージュ - 今更なんですが...滑津ちゃんはD組ですよ！お話面白かったです！ (2019年9月22日 23時) (レス) id: 490ab1aedc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴヨーグルト | 作成日時：2016年5月9日 23時
