film107 ページ7
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『こんにちは。Aさんですか』
後ろから話しかけられたかと思うと
立派な白い髭が目の前に現れる。
恐る恐る顔を上げると
まるでサンタさんのようなおじ様が目の前に立っていた。
「はい。そうですが」
思わず不安になって隣にいる
ウジさんのジャケットの裾を握る。
WZ「大丈夫」
彼は目の前に立つおじ様と目を合わせて
仲良さそうに笑いあっている。
『急に話しかけて驚かせてしまったね。
すまない。私はこういうものです。』
そう言って出された名刺を受け取る
" Masaru Kaneda "
『映像監督の金田マサルと申します』
「…映画監督さんですか？」
『はい、そうです』
ニコニコと私のペースに合わせて話しかけてくれる
日本人の方なのか、韓国ではあまり聞かない名前だ
「ウジさんとお知り合いなんですか？」
WZ「つい最近監督の映画作品のBGMをやらせてもらったんだ」
『君はセンスがいいからね
次も頼むよ。』
WZ「監督の素晴らしい作品に携われるなんて
光栄です。精進します」
なんて目の前では熱い握手が交わされる。
よっぽどの有名人なのか、金田さんの話を遮って話に来る人がいない。
ウジさんも知らない間に沢山の業界に関わっているのかと
改めて尊敬した。
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『それで本題…なんだけど』
私の方へ向き直して
にこやかな顔で私を見つめる。
『Aさん、是非僕の映画に出演してくれないかい』
意外な申し出に開いた口が塞がらない。
「わ、わ、私ですか？！」
『うん、君 笑』
「何かの間違い…」
『間違いじゃないよ
僕は君を誘ってるんだ』
「演技なんてしたことないです」
『僕は君に出演して欲しいんだ。連ドラ』
「…連ドラ」
とても光栄なことだけれど
私にはとてもとてもハードルが高すぎて。
WZ「監督がスカウトなんて珍しいですね」
『この子のオーラに惚れちゃってね
どうしても起用したくて 笑』
「…光栄ですけど、」
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『この金田マサルが誘ってるんだよ？
何を怖がることがあるんだ
君は出来る。
僕が育てる。
絶対後悔させない自信があるよ』
なんてドヤ顔されたら
断れません。
「…やります！」
『うん、いいね
いい返事だ』
監督は自信満々に言うんだ
『君は化けるよ』って。
私少しは近づいてるのかな。
思い描いた理想に。
自分に自信なんて1ミリもないけれど。
私は変わりたい。
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犬こそ正義(プロフ) - 続き気になります😭😭 (5月1日 23時) (
レス) @page24 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - メンバーの言葉と彼女の心の内の変化に号泣しまくりですw続き、楽しみにしてます！！ (1月24日 3時) (レス) id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - 続き待ってます...！ (11月21日 22時) (レス) @page17 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
ココ - いつもお話にワクワクしています！ハオちゃんと夢主ちゃんとの今後の関係がめっちゃ気になります😭ハオ君好きなので‥。ハオちゃんファイト！😆 (8月18日 17時) (レス) id: 0d44bc649c (このIDを非表示/違反報告)
はる - ハニちゃんとの距離が近づいてきてドキドキします。ツンデレハニちゃん大好きです。これからも更新楽しみにしています😊 (8月17日 23時) (レス) @page11 id: 14a999670f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2023年8月12日 0時
