film114 ページ14
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MH side
綺麗に頬を伝う涙は
Aためを思って流した優しい涙で
何故か涙を流せない自分が少し惨めになる。
SC「ジョンハン、少し落ち着こう
Aの頬も冷やさないとだし」
男が思いっきり奮った力は
彼女の頬を腫れさせるには充分だった。
「………ごめんなさいっ、ごめんなさい」
正気に戻ったのか、自分がパニックになってみんなを困らせたことや、自分の発した言葉の重さを感じて反省しているようだった。
泣きわめく彼女を今すぐ抱きしめて大丈夫だよと
言いたいのに、そんな資格を持たない僕は動き出せずにいる。
いつ僕はその資格を得るんだろう。
そのためには何をしなければいけないんだろう。
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JH「ごめん、ついカッとなって」
「私の方こそすみません」
しばらくしてお互い落ち着いたようだった。
「……分かってるつもりなんですよ、ちゃんと」
JH「ん？」
「大事にされてるって自覚はあるんです」
彼女はその後の言葉を詰まらせた。
訳がありすぎる彼女が言葉を理解し自覚していたとしても
それを体に実感させるにはまだ早いんだろう。
JH「分かってるならいい」
先程とは違う優しい手付きで
腫れ上がったほうを撫でる。
DN「……あの二人の空気感、不思議ですね」
WZ「そうだな」
見るからに雰囲気の違う2人の距離は
特別な何かを思わせるくらい甘い匂いがする。
「ジョンハンさん、ありがとうございます」
JH「だーーーかーーーら」
「すみません 笑」
JH「もう1回やり直し」
2人にしか分からない会話。
" だから "だけで伝わる会話。
知らない所で重ねられる会話にヤキモキする。
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「ハニくん、ありがと」
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研ぎ澄ました耳に入ってくる言葉は、僕の心をズタボロに引き裂くには十分なナイフだった。
" ハニくん "って、
2人の距離は僕が考えついたよりずっと近くて、もう割り込む隙なんて与えて貰えないのかもしれない。
苦しくて、胸が張り裂けてしまいそうで。
WN「……」
この人は何でもお見通しなのか……そっと僕の隣に来て肩に腕を回してくれる。
「ヒョン……ありがとう」
WN「俺は何もしてないよ」
なんて貴方も少し辛そうな笑顔。
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犬こそ正義(プロフ) - 続き気になります😭😭 (5月1日 23時) (
レス) @page24 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - メンバーの言葉と彼女の心の内の変化に号泣しまくりですw続き、楽しみにしてます！！ (1月24日 3時) (レス) id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - 続き待ってます...！ (11月21日 22時) (レス) @page17 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
ココ - いつもお話にワクワクしています！ハオちゃんと夢主ちゃんとの今後の関係がめっちゃ気になります😭ハオ君好きなので‥。ハオちゃんファイト！😆 (8月18日 17時) (レス) id: 0d44bc649c (このIDを非表示/違反報告)
はる - ハニちゃんとの距離が近づいてきてドキドキします。ツンデレハニちゃん大好きです。これからも更新楽しみにしています😊 (8月17日 23時) (レス) @page11 id: 14a999670f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2023年8月12日 0時
