２２話目 ページ27
リリside
そう、幸せな弧児院。
全ていつも通り。
みんなも、ママも私達も
『……………』
レイ「大丈夫。上手くいく。」
ごめんなさい、レイ。
きっとあのノーマンのことだから
逃げない。
だけど、最終的には生きていて欲しい。
どんな形であれ。
そして、ノーマンが消えた。
ノーマンside
僕は木にロープを巻き付けていた。
上る！！
でも、僕が見たのは希望でもなく絶望だった。
リリside
ラニオン「あれ？」
トーマ「どした？」
ママ「ノーマンがいない。みんな、お家に入ってなさい。」
ﾊﾟﾁﾝ
ママが発信器を閉じた。
そのときに、ノーマンが森から歩いてきた。
子供達「ノーマン！！」
ﾜｰｲ!! ｷｬ ｷｬ
エマ「なんで…？」
ギルダ「嘘…」
ドン「なんで…」
『ノーマン………』
・
そして、ノーマンが出荷される夜になった。
レイ「てめぇ…！どういうつもりだ！！ここにいりゃ死ぬんだぞ、今すぐ逃げろ姿を消せ！！」
ノーマン「嫌だ、逃げるつもりはない。」
レイ「は？」
ノーマン「それより、聞いてほしい時間がない。報告、逃げ道の下見。」
ノーマン「崖だったよ。」
「「え？」」
ノーマン「塀の向こう。とても飛び降りられる高さではなかった。」
エマ「…え………崖？」
『そんな……』
ノーマン「うん。シスターは嘘をついていなかったし、鬼は僕たちをナメてはいなかった。だから、塀に沿って端まで行ってみたんだ。塀は二股に分かれていて、丁度60度ずつ。片側はやはり断崖。二股の塀の内にはまるで対称………そっくり同じ景色が広がっていたよ。レイのおかげで混乱はしなかった。つまり、こういうことなんだ。」
『六角形……』
ノーマン「そう、プラントは塀を挟んで隣同士。六つの区画の内ここ、第三プラントの真西にあたるこの区画、恐らくここが本部。なぜなら周囲は絶壁だけどこの区画の先にだけ橋があった。゛逃げるなら橋から゛だ。」
ｺﾝｺﾝ
ｶﾞﾁｬｯ
フィル「ノーマン、ママが呼んでるー」
ノーマン「今行くって伝えて。」
そして、ノーマンはバッグを閉じた…
ノーマン「これ、返すよ。僕は使っていない。だからまだ使える。エマとレイとリリが出る前に使うんだ。」
レイ「お前…ッつまり最初から戻るつもりだったんだな！そうだ…崖は戻ってきたのと関係無い。こんな報告潜伏しながらでもできるもんな！
なんで…言ったじゃねぇかよ一緒に生きるってなのにお前は最初から――」
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チョコ好きの人(プロフ) - ありがとうございます！！約束のネバーランドが好きすぎて頑張って描いてみました！アンナは私の好みのキャラで、もう…どストライクでしたー！ (2020年12月30日 16時) (
レス) id: a44ac40eab (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - 雰囲気アンナに似ていてとてもかわいらしいです！ (2020年12月28日 21時) (レス) id: d54a48b577 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ好きの人(プロフ) - 四月さん、ありがとうございます！初めてのコメントなのでめっちゃ嬉しいです！これからも頑張らせていただきます！ (2020年11月24日 22時) (レス) id: a44ac40eab (このIDを非表示/違反報告)
四月(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。お話、凄く読んでて楽しいです！これからも頑張って下さい(*^-^*) (2020年11月24日 19時) (レス) id: fc346cb028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ好きの人 | 作成日時：2020年11月3日 12時
