【イナイレ・トリップ】私の兄は風丸一朗太です【第2章】 (ページ7)

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イナズマイレブンの悲劇ページ7

貴女side

鬼瓦「すげえ強かったぜ、なんたって負け知らずだったんだ」

円堂「すっげえ！」

鬼瓦さんの話を聞き守は興奮している

鬼瓦「だがな」

鬼瓦さんはこちらを振り向き

鬼瓦「お前さん、イナズマイレブンの悲劇は知ってるか？」

その答えに守は首を横に降った

鬼瓦「恐らく嬢ちゃんは知ってるよな」

あら、よくわかってらっしゃる

貴女「はい」

守は驚いた表情でこちらを向いた

守と鬼瓦さんはベンチに座り、私は守の隣に立ったまま話を聞くことにした

40年前のフットボールフロンティアで
全国制覇をかけた決勝戦は雷門中と
大会新出場の帝国学園

しかし、決勝戦へ向かう雷門のバスが
ブレーキの故障のせいで事故を起こし、
選手たちは怪我してまった

選手たちは歩いてでも決勝戦へ向かった
そのサッカーへの情熱に心底スゴいと思った

だけど、

会場に試合を放棄する…という電話が入ったのだ…

鬼瓦「…結果、帝国は試合をせずに優勝した」

貴女「その日以来、帝国は40年間無敗なのよ。夢破れた雷門イレブンの中には問題を起こした者もいたそうよ」

円堂「誰が、そんな電話を？」

鬼瓦「まだわからん」

そう、今の段階では誰が電話をしたのかわかっていないのだ

鬼瓦「電話の裏には何かある俺はその真相を調べるために刑事になったのさ」

そう聞き守は又もや驚いた表情をした

鬼瓦「急にこんな話で混乱しちまったかな？」

円堂「吃驚してなんだかね」

守は苦笑いをしながら答えた

円堂「ねえ、本当に雷雷軒のおじさんってイナズマイレブンなの？」

そこで守は一番聞きたかった事を鬼瓦さんに聞いた

鬼瓦「そうとも、大介の教え子さポジションはお前さんと同じキーパーだ」

鬼瓦さんは笑って答えた

円堂「キーパー…！」

響木さんは一点もゴールを許さないスゴいキーパー
そんなの三次元のイナイレファンは全員知ってるぜｷﾘｯ←

円堂「ありがとう！刑事さん！」

守の声が少し遠くの方で聞こえた

貴女「あ、ちょっと待ってよ！」

鬼瓦「おい！」

後ろからそんな声が聞こえたが守には聞こえなかったらしい

そうして、私たちは響木さんの所へ向かった