6.痛い。 ページ7
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「何やってんだよ」
『かっちゃんこそ毎度何やってんのよ。ベランダ使って家に来るとか少女漫画か』
「つまんねぇ例え」
『うっさい。正規ルートで来い、正規ルートで』
「お前だって正規ルートで来たことなんかそうそうねぇだろ」
かっちゃんの返答にウッとくる。
親がいつも不在な私は料理でも作れればいいんだけど、そんなに器用じゃないから、いつもレトルトばかりを食べていた。
それを見かねたかっちゃんのお母さん、光己さんが夜ご飯だけでも、と誘ってくれてから毎回夜ご飯になるとかっちゃんは私をベランダから呼びに来る。
『おじゃましてます、光己さん、勝さん』
光己「あら！いらっしゃいAちゃん」
勝「ゆっくりしていってね」
『はい！』
私はかっちゃんの席の左隣に座る。
ここが私の定位置だ。
今日の夜ご飯は私の大好きなりんご入りの甘口のカレーだ。
『いただきます』
かっちゃんと一緒に手を合わせてご飯を食べ始める。
『ねぇ、かっちゃん』
「あ？」
『それ美味しいの？』
私は怪訝そうな顔をして真っ赤に染まった物を指さした。
『辛口でしょ？なのに唐辛子かけちゃうの？』
「うめぇ」
『味覚狂ってんな……ﾎﾞｿｯ』
「あ？」
『いえ』
私は早々否定すると、黙々とカレーを食べ始めた。
『ご馳走様でした。美味しかったです』
光己「うん、よかった。今日も遅くに帰るんでしょう？」
『はい』
勝「泊まってってもいいよ」
『いえいえ、大丈夫です』
勝さんの気遣いを丁寧に断ると、私は二階にあるかっちゃんの部屋に向かった。
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なつめ(プロフ) - 湊真さん» コメントありがとうございます！うわぁぁぁぁぁぁぁ！嬉しいです！他作品もよろしくお願いします！ (2020年2月9日 10時) (
レス) id: dca3be50ef (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - 爆豪推しさん» コメントありがとうございます！後日談、書いてみようかと思います！しばしお待ちください！ (2020年2月9日 10時) (レス) id: dca3be50ef (このIDを非表示/違反報告)
湊真(プロフ) - 久しぶりにＭＨＡ関連で号泣しました・・・！！お疲れさまでした！！ (2020年2月9日 9時) (レス) id: e706ac4195 (このIDを非表示/違反報告)
爆豪推し - とても面白かったです！！ その後の事が気になります！！ (2020年2月9日 8時) (レス) id: 21ba795355 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - 桜ひかりさん» コメントありがとうございます！頑張ってみます！！ (2020年2月8日 20時) (レス) id: dca3be50ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつめ | 作成日時：2019年12月15日 17時
