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？ side
アイツが6歳になった誕生日のこと。
あの日は、いつにも増して地球は白かった。
『かっちゃん！かっちゃん！』
隣に住むアイツはいつもいつも俺の家を訪ねてきて、その日もそうだった。
『今日はなんの日でしょーか！』
「雪」
俺が間髪入れずに応えると、そうだけど〜とアイツは笑う。
『私のたんじょう日！ようやくかっちゃんに追いつける！しかもね！しかもね！私の大好きな雪がふってるの！！！！』
頭に雪を被ったままはしゃぐアイツが妙に愛おしくて、そうか、と俺は答えた。
『このあとね、パパとママとおかいものに行って、おたんじょう日プレゼントかってもらうの〜！！』
それじゃあね！と慌ただしく帰っていくアイツに小さく手を振った。
それから一時間もしなかった。
顔が真っ青になったババアが走ってきて、言った。
アイツがスリップ事故にあって、意識が戻らない。
それからのことはあまり覚えていない。
俺は無理矢理病院に連れて行かれて、アイツの雪みたいに冷えきった手を包んだ。
幸いすぐに意識は戻って、両親も軽傷で済んだが、問題はそこからだった。
『かっちゃん。あのね、私ね、』
珍しく覇気のない声でアイツは弱々しく俺の服の裾を掴んだ。
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じゅみょうがみえるんだ
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アイツが涙を流した時、俺は思わず抱きしめてこう言った。
「辛いな」
って。
そう言ったらアイツが急に泣くから、俺がしっかりしなくちゃって思って、思わず言葉が溢れ出したんだ。
「オレが、おまえを守るから。だから、だからなくんじゃねぇよ」
約束したんだ。
アイツのために強くなりたくて、
アイツのことを守りたくて、
なのに、
「結局傷つけてたのは俺じゃねぇか……！！！！」
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なつめ(プロフ) - かれんさん» コメントありがとうございます！！！最後まで見てくださってありがとうございました。次作も頑張るので是非見てください！！！ (2019年11月26日 21時) (
レス) id: dca3be50ef (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 完結、おめでとうございますっ！もうとっくに終わっていたっすけど…久しぶりにみたら終わっていてビックリです！夢主も爆豪も死なないでよかったぁ…(泣)マジで泣きましたっ！他の作品の更新も頑張ってくださいっす！^^お疲れ様でした。 (2019年11月26日 21時) (レス) id: 7fb4496ab8 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - 黎華@グラデ松推しさん» コメントありがとうございます！この作品を見つけてくださってありがとうございました！これからも他作品で皆様に満足いただけるように頑張るので、応援よろしくお願いします！！！ (2019年11月11日 15時) (レス) id: dca3be50ef (このIDを非表示/違反報告)
黎華@グラデ松推し(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！最後泣いてしまうほど本当に素敵な作品でした！これからも応援してます！ (2019年11月11日 10時) (レス) id: 000781744f (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - 刹鬼さん» コメントありがとうございます！最後まで読んで頂きありがとうございました。これからも頑張るので応援よろしくお願いします！！！ (2019年11月11日 6時) (レス) id: dca3be50ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつめ | 作成日時：2019年9月9日 21時
