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男「ありがとなァ若いの！凄いなァ、惚れたでホンマ。俺らに刃ァ向かんように動いとったやろ！？長年ヒーロー見とるとわかんねん！フツーびびるで、あんな刃人間！！ホンマ助けられたわ！！」
？「あざっす！！！」
ヒーローは笑顔でお礼を言いながら、腰が抜けて立てないウチに近づいてきた。
？「大丈夫ですか。俺がちょっと失敗して腕に傷つけちまった」
ヒーローの言葉に腕を見ると、確かに傷だが本当に本当に小さなかすり傷程度のものやった。
『だ、大丈夫です、ホンマに！！』
ウチが慌ててそう言うと、そうか！とヒーローはウチを立たせてくれた。
その反動でポケットに入れておいた志望校提出書が出てしもうた。
？「お、受験生か。迷ってんなら来ようぜ、雄英！！」
ウチがえっと、と迷っているとヒーローはウチにポケットから取り出した絆創膏をかすり傷に貼ってくれた。
？「んじゃーな！！！」
そう言ってヒーローは歩いていく。
行かんといて。
もっと話したいことがあんねん。
『ちょ、ちょっと待ってください！！！』
ウチがそう言うと、ヒーローはキョトンとした顔で振り向いた。
『ヒーロー名！ヒーロー名何ですか！？』
急いで言うと、ヒーローは満面の笑顔でこう言った。
烈怒「烈怒頼雄斗！！最初に名前聞いてくれたから君が俺の最初のファンだな！！あ、ちなみに仮免無しで個性使ったのは内緒にしとくからよ」
そう言って烈怒頼雄斗は笑ってウチに手を振った。
ウチの手にはしわくちゃになった志望校提出書と、第一志望欄に何度も消された跡のある“雄英高校”という文字があった。
その次の日、ウチは進路を市内にある底辺高校から雄英高校に変更し、無謀だ、辞めろと言われとったが烈怒頼雄斗に会うために猛勉強し、堂々の一位で雄英高校に入学することになった。
古賀ちゃんは号泣し、森もっちゃんはサインを求めてくるし、じぃじは嬉しすぎて昇天しそうだと真顔で言ってくるし、友人たちは泣いて喜んでくれた。
行くんや、雄英に。
行って、烈怒頼雄斗みたいなカッコイイヒーローになる。
これが、ウチの烈怒頼雄斗ガチ勢への引き金やった。
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なつめ(プロフ) - らぁーゆさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて私もすっごい嬉しいです！頑張ります！！！ (2021年8月9日 23時) (
レス) id: dca3be50ef (このIDを非表示/違反報告)
らぁーゆ(プロフ) - 再開とても嬉しいです！更新引き続き頑張ってください！ (2021年8月9日 17時) (レス) id: ebbeaa48a3 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - ユキさん» 大変お待たせしました、今日から再開したのでよろしくお願いします！！！ (2021年8月9日 17時) (レス) id: dca3be50ef (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - なつめさん» コメント返信ありがとうございます！いえいえ、なつめさん自身のペースで頑張ってください！ただ、私は続きが気になりすぎておかしくなりそうなだけですので！！これからも素敵なお話の更新楽しみに待ってます！ (2021年6月16日 7時) (レス) id: 064b8f51a5 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます！もうほんとに更新停止すみません…！これから頑張って更新するのでよろしくお願いします！！！ (2021年6月16日 7時) (レス) id: dca3be50ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつめ | 作成日時：2020年2月11日 14時
