私 が 、し っ か り し な き ゃ 。【冨 岡 義 勇】

49.しっかり ページ50

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気がついた時には、獏に会ったあの森だった。





？「帰ってきたか」




その声に振り返ると、全身真っ黒な男がいた。





『獏！ごめんなさい、迷惑をかけたみたいで』



獏「別に。お嬢さんの顔が明るくなったからいーよ」





獏と話をしていると、足元に温もりが触れた。





太陽「姉ちゃん！！！よかった！」



陽葵「姉さま！しんぱいしたんだよ！！」



陽介「だぁー！」



『太陽、陽葵、陽介！三人ともありがとう』





三人をギュッと抱きしめる。



心配かけないようにしていたつもりだけど、本当に負担をかけちゃったな。





？「A、さん……？」





懐かしい声に振り返ると、そこにはしのぶさんが立っていた。





炭治郎「よかった！しのぶさんも目覚めたんですね！」



『目覚めたって……どういうこと？』





私は炭治郎くんや善逸くんにこれまでのことを聞いた。





『そんな、しのぶさん……私のために』



胡蝶「いいんですよ。Aさんが戻ってきてくれたなら」





しのぶさんが私を抱きしめる。



それに応えるように私もしのぶさんを抱きしめる。





宇髄「さ、俺たちは帰んぞ」



甘露寺「冨岡さんとAちゃんを二人きりにしてあげましょう」



伊之助「なんでだ！？なんで半々羽織とAを二人きりに……」



善逸「ほんっとにお前は空気を読まないな」



炭治郎「ほら、いくぞ。伊之助も」





みんなは、ゾロゾロと帰っていった。





獏「困った時にはまた来てよ」



冨岡「もう困らせない」





そ、と言うと獏もスッと消えてしまった。





『あ、あの「好きだ」へ……』





私の言葉をさえぎって冨岡さんが言う。





冨岡「お前はしっかりしているからと花咲のことばかりを考えて、お前の気持ちを考えていなかった。ただ、お前を失った時の絶望を知ってようやく気がついた」









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「好きだ、A」









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『私も、です！！！！』









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ご愛読ありがとうございました！



ズルズルと引きずってしまった時もありましたが、皆様の応援のおかげで頑張れました。



鬼滅の刃の夢小説は漫画をしっかり買ってからまた始めたいと思うので、また機会がございましたらよろしくお願いします！！





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