私 が 、し っ か り し な き ゃ 。【冨 岡 義 勇】

15.しっかり ページ16

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お館様の屋敷から帰り、戸を開けると愛しい弟妹達が待っていた。





『ただいま』



太陽「おかえり姉ちゃん。ちょっと遅かったね」



『ふふふ。聞いて驚け……』





なに！？なに！？と陽葵は目をキラキラと輝かせる。





『一週間のおやすみを貰いました！』



太陽「え！？」



陽葵「じゃあ姉さまと一週間一緒なの！？」



陽介「なお！(なの)」



『そうよ！』





私は弟達に心配をかけないように明るく振る舞う。



この子達には鬼殺隊に入ってから随分と寂しい思いをさせていたから。



一緒にご飯を作って、一緒に食べて、一緒にお風呂に入って、一緒に寝る。



ちょっとした一緒でも、みんなは喜んでくれた。





太陽は9歳なのに陽葵と陽介のお守りを嫌な顔ひとつせずにしてくれる。



それだからか、陽葵も陽介も太陽にはよくよく懐いている。



太陽は私にしか甘えられないのに、私が忙しいからとあまり甘えてこないな。



きっと沢山辛い思いをさせただろう。





陽葵は5歳になったばかりなのに太陽の負担をひとつでも減らそうと太陽の手伝いだけでなく隠の手伝いまでする優しい子だ。



もう少し甘えてもいいのだが、如何せん彼女はお姉ちゃん気質で、齢5歳にして自立気味だ。



イヤイヤ期も無かったし、ワガママも少ない。



きっと沢山我慢してきたんだろうな。





陽介はよく寝てよく食べて、あまり手のかからない子だった。



捨てられていた頃は泣いていたばかりだったが、血の繋がりの無い太陽と陽葵が大切にしてくれたおかげでよく笑うようになった。



少しずつ言葉も覚えてきて「ねね」と初めて私を呼んだ時は大号泣だった。



きっと沢山乗り越えなきゃ行けないことがあっただろうな。





三人とも、血の繋がってない姉を慕ってくれている。



明日はどこかへ連れて行ってあげよう。



そっと微笑んで幸せそうな弟妹たちの寝顔を見ながら私も眠りについた。





▽▽▽





遅くなって申し訳ございません！



なつめです！



なんと！ななんと！なななんと！



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いええええええええええええええいいいいいいいい！



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みんな、高評価よろしくな！by 花江さんvoice





▽▽▽





そして陽介と太陽間違えてました。



ごめん陽介。



愛してる()





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