私 が 、し っ か り し な き ゃ 。【冨 岡 義 勇】

21.しっかり ページ22

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俺たちは産屋敷邸の前に立っていた。





善逸「い、勢いで来たのはいいけど、これからどうやってそのお館様に逢いに行くんだよ.......」



伊之助「んなもん.......猪突猛進だろ！！」





そう言って伊之助が扉に手をかける。





「おい！バカ！失礼だろ！！」





しかし、時すでに遅し。



伊之助が扉を開けてしまった。



その瞬間だった。



ゴチーン！！！という痛々しい音が聞こえた。





伊之助「誰だ！オマエは！！」



善逸「誰だ！じゃねぇーだろ！謝れよ！女の子だぞ！？」





出てきたのは、白髪で左側に髪飾りのある少女だった。



確か、最終選別でモヒカンに殴られてた.......





？「お館様がお待ちしております」



「待って、いる.......？」





訳が分からないが、女の子が進み始めたので御屋敷にお邪魔する。



伊之助が屋敷探検に行くと言い始めたり、善逸がどれもこれも高そうで割ったらどうしようとネガティブ思考回路になったりしたが、無事お館様がいるであろう部屋に着いた。





？「お館様。竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助、陽溜太陽、陽葵、陽介がおいでです」



？「入っておいで」





女の子が扉を開けると、そこにはもう一人の女の子と、柱合会議で見た優しい声音のお館様がいた。





お館様「ありがとう、にちか」





先程案内してくれたにちかさんは空いていた右に座る。





お館様「君たちが来るのは、分かっていたよ。Aが消えたそうだね」





太陽くんと陽葵ちゃんはコクリと頷く。





お館様「まず最初に」





とお館様はにちかさんともう一人の女の子に支えられ、太陽くん達の方に向かうと頭に手をおいた。



太陽くんの肩はビクリと跳ね返る。





お館様「すまなかったね」





その瞬間、今まで我慢してきたのか太陽くんはわんわんと泣き出してしまった。





お館様「ひなき。柱は中庭に集めておいてくれたね？そこまで行こう」





お館様はにちかさんとひなきさんに支えられて歩き出した。





お館様「そうだ、炭治郎」



「は、はい！」



お館様「頼んだよ」





お館様はそっと微笑まれると、再び歩き出した。



俺はまだ、その言葉の意味が分からなかった。





▽▽▽





こんにちは、なつめです！



いや、自分で書いてても時々意味わからなくなってきます……



取り敢えず、なんとかまとめようとしているので暫しお付き合いください……





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