墜ちる時間 ページ8
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向かうは理事長のいる部屋
コンコンコン、とノックすれば中からどうぞ、と声がした
ガチャ、と音を立てながら扉を開けた
『お忙しい所すみません。頼みたいことがあってきました』
「私に頼みたいこと？」
何度訪ねてもおそらく、この部屋の威圧感に慣れることはないだろう
『E組に行かせてください』
「……君にしては面白い冗談を言うね」
『俺のことをご存知で？それはありがたい』
「あぁ、成績も良く、授業態度も真面目。とても立派な生徒だと聞いているよ」
『それはどうも。それで、E組に行きたいんですけど』
俺へのそんな褒め言葉どうでも良い。そんな評価は所詮俺の上部しか見ていないんだから
「君をE組に行かせる理由がないね。E組に行かず、このまま頑張った方がいいんじゃないかな？」
『………そうですか。だったら、こうすれば理由が出来ますかね』
パリンッ！と床にガラス片が飛び散った
近くにあった花瓶が床に散りばめられている
「…………いいだろう。そこまでして行きたいなら、行くといい」
『……ありがとうございます』
早足に、部屋を後にした
学校を出て山の方を見れば、小さく校舎が見える
……………まだ、いるだろうか
いや、居なくてもE組担当の先生には伝えておくべきか
そう思って、初めて通る道を通った
長々と歩けばだんだんと校舎が大きくなってくる
教室の窓は空いているようだった。授業でもしているのだろうか
窓からはちょうど、あの水色髪が見えた
これ、このまま入ってもいいのだろうか
「センセー、俺ちょっと出てくるね。すぐ戻るから」
教室からカルマの声が聞こえた
大人しく授業に出ているのか。意外だ
1分ぐらい待っていれば学校からカルマが出てきた
「教室中、Aの話題でいっぱいだよ。本校の生徒がなんでこんな所に、って」
『邪魔したか？』
「別に大丈夫じゃない？中、入りなよ。教室まで連れてってあげる。俺たち、やることあって戻ってきたんだよね。本校舎から」
『………そりゃどーも』
玄関口で靴を脱ぎ、廊下を進んで行った
カルマはドアを勢いよくガラガラガラ！と開けた
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K(プロフ) - 紅奈虹夢＠虹茶さん» ありがとうございます！！忙しさもあるので、あんまり更新できないかもですかけど、ぜひ楽しんでいってください！！ (5月1日 21時) (
レス) id: a78013dc1d (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢＠虹茶(プロフ) - 暗殺教室!!神 小説です!! 本当に! (4月29日 22時) (レス) @page2 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K | 作成日時：2024年3月10日 15時
