決意の時間 ページ6
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「………やっぱAもE組来なよ。楽しいよ?」
だろうね。今までのE組とは違うみたいだし
『…………お前のその誘いに乗れば、俺の約2年間が無駄になるんだが』
「別にいいんじゃない?医者、なりたくないんでしょ」
『なりたくないわけじゃないよ。今はあんまり魅力を感じないだけ』
それに、
『それに、医者になるかならないかに俺の意思は関係ないらしい。産まれたときから決まっているんだとよ』
「へぇ、相変わらずかったい頭してんね」
『通常運転だよ』
彼らはそういう人達なのだ
幼少期から痛いほど分かっている
「なりたくないならならなきゃ良いのに。やりたくないことを目指すのに人生使うなんて勿体無いよ?」
『………そうかもな。いっそのことグレようか』
「うん、そうしよ」
俺が親のための勉強に注ぎ込んできた2年半とやりたいことをやっているこれからの人生
その2つを天秤にかければどっちが大切かなんて火を見るより明らかなのに
俺はこの2年半を無駄に過ごしてきたのかもな
親に反抗するにはちょうど良いかもしれない
『明日、理事長にでも喧嘩売ってこようかな』
「はは、イイね!Aが来るの、待ってるから」
『………ヘイヘイ』
小学生の時以来の、親への反抗である
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K(プロフ) - 紅奈虹夢@虹茶さん» ありがとうございます!!忙しさもあるので、あんまり更新できないかもですかけど、ぜひ楽しんでいってください!! (5月1日 21時) (レス) id: a78013dc1d (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - 暗殺教室!!神 小説です!! 本当に! (4月29日 22時) (レス) @page2 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2024年3月10日 15時