返却の時間 ページ13
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翌日、カルマと一緒に旧校舎に向かった
今日はテストが返ってくる
「…………これは一体どういうことでしょうか。公正さを著しく欠くと感じましたが」
《……おっかしいですねぇ〜ちゃんと通達したはずですよ。あなた方の伝達ミスじゃないですか?なんせおたくら本校舎に来ないから》
電話越しに乾いた笑い声が聞こえる
「伝達ミスなど覚えがないし、そもそもどう考えたって普通じゃない」
烏間先生の言っていることは尤もだ
《分かってませんねぇ……えっーと、烏間先生?うちは進学校ですよ。直前の詰め込みにもついていけるか試すのも方針の一つ》
しかしこの学校じゃそんな尤もな理論、通じない
あの理事長はどうしてもE組に堕ちてもらわないと困るらしい
「……先生の責任です。この学校の仕組みを甘く見過ぎていたようです。君たちに顔向けできません」
先生がそう言った瞬間、俺の隣の席の奴が対先生用のナイフを投げた
「にゃや!?」
「いいの〜?顔向け出来なかったら俺が殺しに行くのも見えないよ」
「カルマ君!!今先生は落ち込んで……」
先生に渡されたのは10枚のテスト用紙
「俺、問題変わっても関係ないし」
『おい、俺の勝手に持っていくなよ』
「すげぇ……2人とも数学満点……赤萩に関しては社会も満点かよ!!」
『……まぁ、俺は理事長の授業は聞いてるから』
「それでも満点なんて取れるもんじゃねぇよ……」
カルマとは一点差
「俺たちはE組、出る気ないよ。前のクラスに戻るより暗殺の方が全然楽しいし」
次のテストは一体何点取れるだろうか
「で、どーすんのそっちは?全員50位に入んなかったって言い訳つけてここから尻尾巻いて逃げちゃうの?」
立ち上がって、殺せんせーの近くまで行きそう言うカルマ
「それって結局さぁ殺されんのが怖いだけなんじゃないの?」
舌を出して殺せんせーを煽りまくるカルマ
「なーんだ。殺せんせー怖かったのかぁ」
「それなら正直に言ってくれれば良かったのに」
「ねーー“怖いから逃げたい”って」
カルマに続けて先生を煽るE組
殺せんせーは煽りに弱いのかもしれない
殺せんせーは顔を真っ赤にして期末でリベンジすると意気込んでいる
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K(プロフ) - 紅奈虹夢@虹茶さん» ありがとうございます!!忙しさもあるので、あんまり更新できないかもですかけど、ぜひ楽しんでいってください!! (5月1日 21時) (レス) id: a78013dc1d (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - 暗殺教室!!神 小説です!! 本当に! (4月29日 22時) (レス) @page2 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2024年3月10日 15時