再会2 ページ9
「エマ！！」
「仲良しこよしのザコの群れなんざ何より無駄だ」
「よこせ」
？
「ペンだよお前らの」
「俺が貰う。お前らザコガキが2度とここに入ってこられないように」
「俺はムダが嫌いだ」
「だからやっとの到着悪いが消えてくれ」
「さ、ペンを置いて出て行け」
「さもなくばここで死ね」
この野郎…！！
「ほら、早く渡せよ出てけよ」
無理だ出て行くなんて
外は野晒しの荒野だぞ！
寒さは？
追手は？
安易に火も焚けない
その先は？
どこへ行く？
どこをさまよう？
当てもなく
危険すぎる
特に年少者には…！
いや仮に甘んじて危険を良しとしても
今ここを出たら
ミネルヴァとの一切の繋がりを断たれる…！
ペンまで失えばなおさら…
それだけはダメだ！！絶対にそれだけは…！！
でも…
「さぁ」
エマが…！
どうすればいい？最善策は？
＿＿＿エドならどうするだろうか
ﾄﾞﾝ！！
「え」
思わず顔を顰める
エマが思いっきり殴った
オッサンのあそこを思いっきり
「＿＿＿＿ッ！！」
「エマ！！」
「みんな今のうちに部屋の外へ！」
「＿ﾂﾂ！苦しかった！首…窒息するかと…」
「バカ！！なんて事するんだ！！」
「そうよ！もし間違って引金引いたら…」
「でも“撃たなかった”！！」
！！
「殺すなんてハッタリ」
「追い出したいだけなんでしょう？」
そうエマが言った瞬間オッサンが銃を撃って来た
「エマ！！」
「ハッタリじゃねぇよ」
「ほら外した」
「邪魔だけど自分じゃ直接殺したくないから
“出て行けなんでしょ？」
本来追い出すより殺した方が都合がいい
下手に俺たちを外に出したら鬼を呼び寄せるかもしれねぇからな
「ほざけ15人分の死体処理が面倒だから追い出すだけだ」
「ザコが好き勝手…調子に乗るなよ」
「次は当てる｡ウソじゃねぇ｡マジで撃ち殺すぞ！」
「消えろ！！」
「断る」
「私たちは出て行かない」
「ペンも渡さない」
「それに！！私の家族は“ムダ”じゃない！！」
「死ぬだのムダだのそっちこそ言いたい放題！」
「仲間も希望も情けもムダじゃない！！」
「ムダになんかしない！！」
オッサンがいきなり震えて頭を両手で押さえて苦しみ出した
「＿＿＿やめろ＿違う＿＿＿そうじゃない＿＿」
「＿＿＿＿ルーカスお前は黙ってろ！！！！」
「いやだ いやだ ちくしょう…」
「マズイ…奴らだ…」
その言葉を最後にオッサンは倒れた
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作者名：81194エド | 作成日時：2023年1月12日 18時
