オジサンと俺2 ページ6
『ねぇ…俺とさ組まない?』
「はぁ?」
『同盟みたいな話だよ』
『俺はここに居たい。外に出たら死ぬ確率の方が大きくなるし追っ手が来てるのかすらも分からない状況なんだよね』
『でもあんたは俺をここから追い出したいんだろう?』
「…その通りだ」
『じゃあさこうしよう』
『俺は料理だって作れるし、掃除だってできる』
『怪我の処置の仕方も知ってる』
『鬼の倒し方も知ってる』
「……」
『だけど俺じゃまだ鬼を倒せなかった』
『逃げるので精一杯だったんだ』
『きっと食材だって採れない』
『でもあんたは違うだろ?』
『外で生き抜く力を持ってる』
「だから俺が出て行けってか?」
『違うよ。さっきも言ったでしょ協力関係を結ぼうって』
『俺がこのシェルターの中をする
料理
掃除
洗濯
怪我の処置』
『だからさあんたは食材とか薬草とか取って来てくれよ』
「…つまりお前が料理とかしてやるから俺がその食材取ってこいって事か?」
『そういう事だね』
『それに俺はペンを持ってる』
これに関してはハッタリでしかない
あっちがペンを持ってたら別に意味がねぇしな
「………まぁいいだろう」
「そろそろやることが飽きてきた頃だ」
やりぃ
『じゃあ名前教えてくれる?』
「ユウゴだ」
『よろしくユウゴ』
『外のことはユウゴに任せるよ』
『中のことは俺に任せてくれ』
「…ああ…もちろんだ」
なんか企んでんな?コイツ
「後俺はペンを持ってるぞ」
ゲッ…持ってたのかよ
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作者名:81194エド | 作成日時:2023年1月12日 18時