オジサンと俺1 ページ5
約1日歩いてB06-32地点に着いた訳だが
周りは石だらけ
さて…どうしようかな
とりあえずペンの情報の続きを見よう
昨日は見れなかったペンの続き
ペンにパスワードを入力していき
出て来たのは設計図のようなもの
シェルターの地図みたいなものか?
『地下への入り口…』
見つけた
回して開けると下までハシゴが繋がっていた
これ…使われてんな
ハシゴにも床にも埃が被っていない
何年も放置されていたならもっと埃が被っていてもおかしくない
中に誰かいる…?
敵か味方か
ウィリアム・ミネルヴァさんだとありがたいんだが
せめてもの人であってほしい
廊下を進むと両脇には沢山の部屋
人間用の地下シェルターか?
その中の一つの部屋から明かりが漏れている
誰かがいるような音がする
コンコン
一応ノックをして部屋のドアを開ける
「やぁ」
椅子に座ってテーブルの上に足を組んで乗っけている人がいた
良かったとりあえずは人だった
「長旅ご苦労」
じゃあ次はこの人が…
「ようこそB06-32シェルターへ」
誰かって事だ
……それにしても行儀悪りぃな
『やあ』
相手の事はなるべく刺激しないように
『俺はエド』
『貴方は?』
「名前を教える義理はない」
ミネルヴァさんではねぇな
ミネルヴァさんだったら名前を隠す理由がない
『そっか』
『ミネルヴァさんではないんだね?』
「お前どこ出身だ?」
『……グレイスフィールド』
「あそこから逃げて来たのか!?1人で!?」
ふーん…やっぱりグレイスフィールドは有名らしい
『うん』
『1人っていうか出荷される時に逃げて来ただけだから』
『多分後何日かすれば俺の家族も逃げてくるよ』
「…そうか」
『貴方は?1人?逃げて来たのか?』
「今は1人だ」
「結構前にハウスから逃げて来た」
今はって事は前はみんな居たのか…
殺された…のかな
『そうなんだ。俺と一緒だね』
『ねぇ…俺とさ組まない?』
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作者名:81194エド | 作成日時:2023年1月12日 18時