THE PROMISED NEVERLAND 2 (ページ15)

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レイのことページ15

「エドー！ちょっと来てー！」
『今行く』

「あのさ！」
トーマとラニオンに耳元で話される
「実はレイには話すなって言われてたんだけど」
「話しておいた方が良いと思って」
「実はレイ＿＿＿」

『…は？』

『マジで？』

「マジで！」

なるほどな…俺が危惧していたことが起こってたわけね

最悪

『俺はちょっとレイと話してくるよ』
「お願い！じゃないとレイ本当に…」
『…任せな』

レイの所まで歩き
腕を引っ張って連れてく

「エド！？」

『ちょっとこーい』

「レイ！？」

そのまままた資料室まで連れ込む

『なぁ…お前死のうとしたんだってな』

［実はレイハウスを出る時自分で自分に火をつけようとして、ハウスごと燃えようとしてたんだ］

［ハウス出てからも野良鬼に追いかけられた時に1人で倒せるとか言って囮みたいな感じになったり］

［しかもその後ハウスからの追手に会ったらしくて1人で俺たちから遠ざけようとして囮になったりしたんだ］

［ソンジュが助けてくれたから無事なんだけど］
［ソンジュっていうのは＿＿＿］

みたいな感じで話して貰った

「いや俺は別に死のうとなんて…」

『ハウスで自分に火をつけようとしたのも？死ぬつもりはなかったって？』

「それは…」

『………俺のせいだよな』
「…は？」

『俺がいなくなってレイとエマとノーマンだけで引っ張って行かなくちゃいけなくなった』
『まぁ…俺がいたところで何の役にも立たなかっただろうけど』

『そんな中ノーマンまでいなくなって』
『多分ノーマンが出荷されたのも俺が逃げたからだ』

『俺が逃げなかったら多分ノーマンが出荷されることはなかった』
『それでレイとエマだけで引っ張んなくちゃいけなくなって』

『ごめん』

『本当に…ごめん』

ﾊﾟｧﾝ

…え

左の頬がじんじんする

俺…叩かれた？

『…え』

「お前ばっかじゃねぇの」
「お前頭いいくせにこういうところでポンコツだよな」

『え、？』
頭が混乱してついていけない

「確かに俺がハウスで死のうと思ったのは本当の事だけど別にお前のせいじゃないんだけど」

「確かに絶対に助けたかった奴がいなくなって訳がわかんなくなって全部どうでもいいやって思ったけど」

「別にお前が逃げたからノーマンが出荷されたわけじゃない」
「俺はお前が生きてて逃げててくれて嬉しかった」

「それでもお前はまだ自分が死んだ方が良いと思ってんの？」