THE PROMISED NEVERLAND 2 (ページ14)

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B06-32⑤ 2 ページ14

貴方side

レイの方が身長が高くなってると判明してから約20分後

俺はユウゴを助けに行こうと思ったけど

［絶対助けに行くなよ？行ったら俺らの計画がズレる］

なんて言われてしまったら行けなかった

ごめん、ユウゴ
だけど正直そこまで悪いと思ってないです

そして、

「「『いただきます』」」

ご飯の時間

俺は自分で作ったの食べたけどレイたちは元々持ってた食料で作ったものを食べていた

レイ…料理できたんだな

「マジですげぇな…このシェルター」
「風呂もトイレもキッチンもある」
「なんと畑まで予想以上だ」

「水は地下水を引いて確保」
「地中熱を上手く回しながら有機廃棄物を使って発電｡不足分は別燃料で動かせる補助発電機で補ってる」

コワ…まだ来て1日だぞ

観察力すご…

「ユーキハイキブツ？」

レイの隣に座ってるドンがそう聞いた

「はっ！？ウンコで！！？発電！？」
「ドン！！レイ！食事中！！」
「おい俺生ゴミもつったろ」

「つまり使いすぎなきゃ水と電気には困らない」
「ゴミも極力出ない」
「食糧庫の備蓄はほとんど空で何もなかったけど」

『13年使ってきてるからな』

「外に鳥は飛んでた」
「トカゲやヘビとかも見つけた」

うわぁ…トカゲやヘビかぁ…
食べれる…かな…
虫苦手なんだよね…
虫じゃないけど

「ハウスから持ってきた保存食もまだ予想以上に残ってるしムジカから貰ったタネがいくつかある」
「どこか一部屋“畑”を増やして育てよう」

「ここで暮らせるこの場所で」

「ああミネルヴァはいないし妙なオッサンはいるし……死んだと思ってた奴もいるけどな」

『ごめんてもう許してよ』
「やだね」

「ここは最高の隠れ家になる」
「隠れ家として安全で清潔で」

「俺たちぐらいの人数なら余裕でずっと住んでいける」

「食っていける」

「とりあえず後片付けをしてしまいましょう！」

片付けが済んだ頃

「ねぇ楽譜がある弾いていい？」

相変わらず綺麗な音を出すよな
ナットだからこその音がある

レイも歌、うまいけどなぁ
中々歌ってくれないんだよ

「ここからだ」
「ここからだよね」
「この幸せをフィル達も一緒に」
「家族みんなで」
「人間の世界で」
「フィル達に会いたいなぁ…ノーマンにも」

ノーマン…俺が逃げたせいかなぁ
俺がちゃんと1人でも研究所に向かえていれば
ノーマンはここにいて、エマ達にあんな悲しい顔させなくても済んだんだろうか

やっぱ俺研究所に行った方がよかったなぁ