THE PROMISED NEVERLAND 2 (ページ12)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:2,599 hit

レイと俺2 ページ12

「俺が説明すんのにどれだけ大変だったと思ってやがる」
『え"』

「エマは大きい声で泣き出すからママに気づかれないようにするのが大変だったし」
「ノーマンはめっちゃ殺意がこもってるような目でブツブツ言ってたし」

「その後2人ともすごい剣幕で怒ってたからな」
「覚悟しといたほうが良いと思うぞ」
『えぇマジか…』

俺今度ノーマンと会ったら死ぬかも
エマはまだ…いやエマもヤバい

『ねぇ…レイ…ちなみにそのた、助けてくれたりは…』
「助ける訳ねぇだろ」
『デスヨネ』
「ちょっとは黙って出て行かれたこっち側の身にもなれってんだ」
「俺はまだ伝えてもらったから？まだこれだけで？すましてやるけども」

「エマとノーマンは伝えてないからな」
「アイツらからすれば気づいたらお前出荷されてましたって感じだからな」
「相当怒ってたぞ｡これまで見たことないぐらい」

コレは本格的にヤバい
会うのが怖くなって来た

「そろそろ戻るか」
「アイツらもお前に会いたがってるだろうし」

ニヤッと笑いながら俺にそう言った
そのまま食堂まで戻りドアを開ける

『わっ！』

腹への衝撃

「エド〜もう会えないかと思ったぁ」
「エド〜！」
「なんで黙っていなくなるんだよ〜」

衝撃の正体は年少者の子
『ごめんて…』

「エド」
『え、エマさん…』
「私すごく怒ってるんだからね」
『存じ上げております…』
「じゃあなんで怒ってるか分かるよね？」
『お、俺が黙ってハウスを出て行ったから…』
『でも』
「でもじゃない」
『うっす…』

この時レイは思った
ギルダのあの怒り方はエマ譲りだなと

この時他の家族は思った
この後エドが死にそうだなと

この時エドは思った
俺、多分後10分も持たないなと

はぁ…いや黙って出て行った俺が悪いんだけど
これ以上の圧には耐えられない気がする…！！

レイ〜助けて
最悪誰でも良いから…

「はぁ…エマその辺にしてやれ」
「エド死にそう」
「……そうだね！でも今度そんなことしたら2度と許さないから！！分かった！？エド！」
『はい…肝に銘じておきます』

ありがと〜レイ
命の恩人だよお前は

『ふぅ…あ、ご飯作ってた所なんだけどお前らどうする？』
「食べる！」
「あ、クッキー食べて良い？」
「ダメ！」

『ん？ああそのクッキー？昨日俺が焼いた奴だから大丈夫だよオジサンも食べてただろ？』

レイが名前を言わなかったって事はユウゴは名前を教えてない
だったらユウゴが自分から言うまで
俺からは言わない