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｢見られたくなければこうやって半分に折って入れること。｣
そういって中間さんは私に折られた紙を見せる。
｢それ多分俺のやつや｣
神山さんはミルクティーを飲みながら呟いた。
｢これは照史やな。もう飲みきったんか？あいつ、｣
｢またビール？｣
｢うん、あとこの銘柄は日本酒かな。｣
順に紙を見ていく中間さんを見て
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オレンジジュースを飲んでいる。
｢まぁこうやって書いてくれたら一週間以内には部屋の前に箱を置いておくから。商品名とか品番とか、できるだけ詳細に、特定できるように書いておいて。｣
｢専用の紙は今開いてる引き出しの一個上のとこな。｣
神山さんはそう言って引き出しを指さした。
｢現金が欲しければその金額を。例えば部屋のカーテンとか、壁紙とか、変えたい物があるときも書いてくれていいから。｣
有り得ない太っ腹さにも
涼しい顔をしている中間さんと
当たり前のように話を聞いているふたりに
少しの恐ろしささえ覚えた。
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檸檬(プロフ) - 赤色ジャスミンさん» コメントお寄せ頂き有難う御座います。是非、最後まで御付き合い下さいませ。 (2020年5月24日 16時) (
レス) id: 35918720d3 (このIDを非表示/違反報告)
赤色ジャスミン - 更新楽しみにしてます！！ (2020年5月24日 14時) (レス) id: def7596942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬 | 作成日時：2020年5月22日 3時
