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少しの日が経ち、
久々にやって来た大学は
とても静かだった。
『失礼します』
｢どうぞ｣
扉を開けると、
いつも通り�霤超擬�は
珈琲の入ったマグカップを片手に
デスクで資料を眺めていた。
｢今、珈琲煎れますね。｣
『ああ、今日はこの後約束があるので少しだけ。なのでお気遣い無く。』
｢そうですか。｣
教授は私に向き合うように
ソファへ腰掛ける。
『隠すのが上手い人間。大学で起きた事件も、隠すのが上手い人間が起こしたのでしょうか。』
｢そうだね。少なくとも僕はそう考えるよ。｣
『それは、私達の近くにいる人物だと思いますか？』
教授は少し間を置いて話した。
｢前回の事件は東京で起きた。もしもその事件と同一犯なら、犯人の居る可能性のある地域はここから東京まで。一概に身近な人物だとは言い切れないね。｣
『そうですよね』
｢ただ、｣
教授の声が少し低くなる。
｢隠すのが上手い人間が、居場所を特定されない為にバラバラの場所で事件を起こしたとして。東京の次にわざわざ地方の大学を選ぶ辺りを考えれば、身近な人物の可能性も、そう低くは無いかもしれない。｣
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･
｢A、こっちこっち｣
『お待たせ、神山くん』
｢大丈夫、今来た所やで。じゃあ、行こうか。｣
『うん。』
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檸檬(プロフ) - まさなさん» ありがとうございます。 (2020年1月10日 14時) (
レス) id: 236ce81481 (このIDを非表示/違反報告)
まさな(プロフ) - こういうの好きなので頑張ってください…！！ (2020年1月10日 9時) (レス) id: 709458c7d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬 | 作成日時：2020年1月9日 20時
