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腰に独特の圧迫感。
這い上がるような快楽。
広臣くんも同じように感じてくれてる?
キモチ良さそうに歪めた整った顔。
私がこんな顔させてるんだ、って思ったら嬉しくて……興奮してたんだと思う。
正直、彼のことは忘れてた。
「 剛典 」私を大きな十字架に縛り付ける存在。
_____「……そんなふうに思ってるなら、別れればいいのに。」
出逢ったばかりの頃、広臣くんは私にそう言った。何も言わなかった私に。
_____「 岩ちゃんと別れてさ、俺と付き合ってほしい。」
_____『 私、剛典しか知らないから……剛典しか、愛せないの。』
今と過去が混じり合って、神経を麻痺させる。
_____「 じゃあ、俺が岩ちゃん以外の男を、教え込むよ…。」
私たちの出会いは、きっと。
間違っていた。
お互い、不確かなものを確かめたくて、身体を重ねた。
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作者名:レオナ | 作成日時:2017年4月1日 16時