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05* ページ5

*





「 愛してる。」





その言葉だって、最初から信憑性はないじゃない。





『 …ありがとう。』





だから、私から愛してるは返さない。





微笑む私を見て、広臣くんは少し眉をひそめながら、俯いた。






悲しそうに、小さく笑った後。顔を上げてまっすぐに私を見つめた。





「 … A 」






優しく名前を呼ばれて、頬に手を添えられる。ゆっくり近づいてきた広臣くんの端正な顔を合図に目を瞑った。





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作者名:レオナ | 作成日時:2017年4月1日 16時

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