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１３* Hiroomi side ページ13
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Hiroomi side
お前は、悪いオンナだよ。
乱れた呼吸に、濡れた唇。大きな瞳を縁取る長い睫毛が涙に濡れる。
深いキスを交わすたびに口の端から溢れてこぼれ出た唾液が首筋を伝ってる。
それでさえ、俺を興奮させる。
もっと、もっと。啼 かせたい。喘 いで、喘 いで。声も出ないくらい叫ばせたい。
どちらからともなく始まった二回戦。
Aの長い髪の毛が汗で張り付いたのを払いのけて、そっと瞼にキスをした。
ゆっくりと落ちていく瞼。
まどろみの様にゆっくりと俺の意識が堕ちていけばいいのに。
こいつへの愛しさが空回りして。気が狂いそうだった。
出来れば、誰にも触れられない様に部屋に閉じ込めて、手足も全部鎖で繋いで、俺以外のオトコと触れ合えない様にしたい。
身体中、俺のモンだって印をつけてめちゃくちゃに啼 かせて、泣かせて、苦しめて、、、
きっとこいつは、そんな俺を見たって
「 大丈夫だよ…？ 」って笑って言うんだろうな。
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作者名：レオナ
| 作成日時：2017年4月1日 16時
